内容説明
高倉健と菅原文太。日本映画界の二つの巨星が、二〇一四年十一月、奇しくも同年同月に世を去った。一九六〇年代以降、任侠映画の代名詞となった健さん、七〇年代に実録路線を邁進した文太。彼らとともに歩んだ稀代のプロデューサーが、二大スターの素顔と魅力を縦横に語る。あわせて、敏腕プロデューサーならではの企画立案、キャスティング、予算管理、進行の一部始終を明かす。頭一つ抜けるためのアイデアの発想法やヒットの狙い方など、あらゆるモノづくりに通底するヒントを一挙披露!
目次
第1章 健さんの時代(「忠臣蔵で行け!」;新しい映画が始まった;狷介な人)
第2章 文太の時代(「薄気味の悪い、危険な人物」;「仁義なき戦い」前史;リアリティのさらなる追求)
第3章 一スジ、二ヌケ、三ドウサ―私の愛した脚本家、監督、俳優(京都に映画人あり;スジで八割が決まる;すごい演出家はホンを超える;演技をしないのがスターである)
第4章 プロデューサーは企画屋である(プロデューサーは金を残せるか;好奇心、そして軽いフットワーク;売れる映画とはなにか―破廉恥、かつ意欲的な東映スピリット)
著者等紹介
日下部五朗[クサカベゴロウ]
1934年、岐阜県生まれ。早稲田大学を経て、’57年に東映入社。プロデューサーとして、「日本侠客伝」「緋牝丹博徒」「仁義なき戦い」「極道の妻たち」などを手がける。’83年、「楢山節考」でカンヌ国際映画祭パルムドールを、’85年の「花いちもんめ」で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞。’78年に深作欣二監督と組んだ「柳生一族の陰謀」で自身最高の配給収入を上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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