光文社新書<br> ヤバいLINE―日本人が知らない不都合な真実

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光文社新書
ヤバいLINE―日本人が知らない不都合な真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334038571
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0230

内容説明

無料で、使い勝手もよく、なによりポップでかわいい。LINEは、日本人の心を鷲掴みにして離さない。韓国で社内ベンチャーとして産声を上げた「NAVER」に端を発するビジネスモデルの詳細、突然の上場廃止の目論見、個人情報問題、そして、インフラとしての社会的責任とは―。ネットの寵児の現在を、韓国取材を元に解き明かすビジネス・ノンフィクション。

目次

第1章 ヤバいLINEの「稼ぐ」力(ユーザーは五億六〇〇〇万人;伸び続ける業績 ほか)
第2章 LINEで苦しむ子どもたち(ネットリテラシー教育の現場;LINEは半強制状態 ほか)
第3章 イヘジンという男(変化の激しい国・韓国;LINEは日本製なのか? ほか)
第4章 韓国NAVERの“冷徹”な顔(切っても切れない関係;ベンチャー潰し ほか)
終章 LINEの未来(モバイルメッセンジャーアプリ群雄割拠;世界のモバイルメッセンジャーアプリ戦争 ほか)

著者等紹介

慎武宏[シンムグァン]
1971年東京都生まれ。和光大学人文学部卒業。サッカー、ゴルフ、野球など韓国スポーツに精通し、『ヒディンク・コリアの真実』(阪急コミュニケーションズ)で2002年ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞

河鐘基[ハジョンギ]
1983年北海道生まれ。編集プロダクションのピッチコミュニケーションズに所属。インターネット、政治経済など幅広い分野で執筆、翻訳活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

60
2015年刊。3.11の3ヶ月後に誕生、もはや無敵のLINE。実際は日本産ではなく韓国で10年近い試行錯誤のあと生まれたもので、日本に受け入れられるためにあえて韓国を前面に出さない戦略がありました。クローズドな設計が確実な広告の配信を可能にし新たな市場を生んだ一方、いじめの温床として使われる負の側面も。現在のLINEの成功は、親会社のNAVERの創業者であるイ・ヘジン、LINEを企画したシン・ジュンホの2名の功績が大きいとし、社会的インフラとなったLINE社に対して企業的責任を果たすことを求めます。2020/09/26

壱萬弐仟縁

49
川崎中一男子殺害事件(8頁~)。殺害された上村君はスマホにてLINEでSOSを発していたが、救うことができかなった。加害者の名前が出ずに、被害者の名前を出す問題もあるが、上村君を悼む人々が献花に訪れている。それでは遅い。個人攻撃と無視と流出(82頁~)。LINEいじめでは、個人攻撃、既読スルー(KS)に対する集団的無視、プライベート画像流出。そこまで頻繁に利用していない私だが、10代の若者が読書に親しまず、スマホばかり見ているのであれば、日本の未来は暗澹たるもの。川崎の事件とLINEの閉鎖性(90頁~)。2015/12/11

おいしゃん

36
ヤバいタイトルの割に、大量の文献と聞き取りを基にした、マトモな新書。LINEがこんなに韓国の息がかかったものだとも知らなかったし、世界中のコミュニケーションアプリの現状もよくわかった。2022/02/02

funuu

26
lineのユーザー数は5800万人。これは、日本の人口の45%に相当する。アクティブユーザーは、64%。単純にみて、日本人四人にひとりがlineを毎日使用している計算になる。日本人の多くは「韓国企業」であるのを知らずに、利用しているのは確かですね。2015/10/14

リキヨシオ

26
確かに「韓国産メッセンジャーアプリ…日本上陸!」という触れ込みだったら、LINEは国内5800万人のユーザー数を誇る日本一のスマホアプリにならなかったと思う。部外者からは目の届かない閉鎖的な絆の共有という一面から、LINEいじめ、LINEから犯罪に発展するケースも多い。個人的には、LINEが自由で便利な一方で、利用側の人間の方が自由や便利さに付いていけてない印象を持つ。自制するにもルールは個人によってバラバラになるし、規制するといっても営利企業のLINE社が自社に不利益になる規制が出来るのかは疑問に思う。2015/06/07

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