内容説明
「ゆとり」「さとり」という言葉でひとくくりにされがちな今時の若者たち。しかし、彼らがつくる流行や文化を整理し、また、行動や消費の傾向をひもといていくと、そうした言葉のイメージには必ずしも当てはまらない、“新しいマインド”が芽生えつつあることが分かってくる。そのキーワードは「つくし」―。欲がない、消費しない、と言われる彼らだが、仲間とのつながりを大切にし、「みんなで楽しみたい、みんなで喜びたい」「自分一人ではなく、誰かのために」ということに関しては、他の世代にはない貪欲さを持っているのではないか。気鋭のマーケッター・若者論者である著者が、商品や広告コミュニケーションの成功事例を分析しながら、「これからの若者」に迫る。
目次
序章 さとっているだけじゃない今時の若者は何を考えている?
第1章 チョイスする価値観―世間の常識より「自分ものさし」
第2章 つながり願望―支え合いが当たり前じゃないからつながりたい
第3章 ケチ美学―「消費しない」ことで高まる満足感
第4章 ノット・ハングリー―失われた三つの飢餓感
第5章 せつな主義―不確かな将来より今の充実
著者等紹介
藤本耕平[フジモトコウヘイ]
1980年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業。2002年、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)に入社。入社時からマーケティング業務に従事。トイレタリー、化粧品、スポーツ、金融、飲料業界などジャンルを問わず様々な企業のコミュニケーション戦略、商品開発などに携わってきた。2010年から若者研究を開始。ADK若者プロジェクトリーダー。2012年、情報感度の高い学生メンバーで構成する若者マーケッター集団「ワカスタ(若者スタジオ)」を創設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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