内容説明
本書は、パリの美術館ガイドであると同時に、美を知るためのガイドでもある。1区から16区までかたつむりの渦のような形になっているパリの街。その順番に沿った地理的な構成で、ルーブルから美をめぐる旅をはじめよう。パリのかたつむりのような渦巻は、やがて郊外へ飛び出し、ジヴェルニーやヴィリエ・ル・パークルなどの村にある画家のアトリエを訪ねる。さらに渦は大きくなり、南仏のニースやマルセイユにある美術館にも話は及んでいく。その渦の先には、何があるのか。パリの美術館から、どんな美がみえてくるのだろうか―。
目次
第1章 西洋美術の入門
第2章 20世紀アートへ
第3章 パリには中世の美術もある
第4章 やはり、フランス近代絵画
第5章 美のある暮らし
第6章 さらに、こんな美術館も
第7章 パリの郊外へ
第8章 南フランスへ
第9章 パリへ帰る
著者等紹介
布施英利[フセヒデト]
批評家。1960年群馬県生まれ。東京藝術大学美術学部卒業。同大学院美術研究科博士課程修了。学術博士。東京大学医学部助手(解剖学)等を経て、現在に至る。芸術と科学の交差する、美術の理論を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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