内容説明
性格を変える必要はなく、ベラベラと話す必要もなく、「外向的」である必要もない。大事なのは、「聞き手中心」の話し方。これからの時代に必要な「コミュニケーション能力」を考える。
目次
第1章 日本の「察しの文化」に未来はあるか(「公的言語」の衰退が進む日本;これからの時代のコミュニケーション;私的言語から公的言語へのスイッチ)
第2章 小泉純一郎のスピーチを、つい聞いてしまうのはなぜか(スピーチで最も大切なこと;自分の経験を物語にして語る;聞き手が聞きたいのは、「話し手中心」の物語ではない;つながり、経験の共有、共感;ことばのプロでも、スピーチが上手いとはかぎらない)
第3章 石川遼が世間から広く好かれる理由(石川遼の表現の仕方;他者をたて、客観的に話す;キレる人の言語的傾向)
第4章 日本人とスピーチ(日本にはなかった「演説」;公的言語が花開いた時代)
第5章 内向的な性格の人に眠っている能力(内向型の人、外向型の人;ノーム・チョムスキーの話し方;会社・職場が担う公的言語のトレーニング)
著者等紹介
東照二[アズマショウジ]
1956年石川県生まれ。早稲田大学第一文学部英文科卒業。テキサス大学オースチン校で博士号(言語学)を取得。専門は社会言語学。ユタ大学言語文学部教授。アメリカ・プロフェッショナルスキー教師協会(PSIA)認定のスキーインストラクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユーユーテイン
孤独な読書人
シロクマとーちゃん
しゅんぺい(笑)
The pen is mightier than the sword