元雅と禅竹―夢と死とエロス

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  • サイズ A5判/ページ数 650p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784046538734
  • NDC分類 773.2
  • Cコード C0374

出版社内容情報

新釈の現代語訳で“能を読み”、先鋭な論考で“能を解き”、演者から“能を聞く”。第3巻では、観世元雅の「隅田川」「弱法師」、金春禅竹の「芭蕉」「定家」などの能のほか、世阿弥と同時代の能38曲を読み解く。

内容説明

新釈の現代語訳で“能を読み”、先鋭な論考で“能を解き”、演者から“能を聞く”。元雅「隅田川」「弱法師」の祈り、禅竹「芭蕉」「定家」の幻想を読む。

目次

能を読む―曲解説・現代語訳(雨月;歌占;小塩 ほか)
能を解く―論考(元雅の悲劇―その人は救われたか;元雅と天河;元雅の精神的地平―世阿弥との亀裂 ほか)
能を聞く―座談・対談(観世銕之丞に聞く金春禅竹の重み;友枝昭世に聞く月の人―心が動く、その時;観世清和に聞く元雅の曲―死のイメージ・夢のはかなさ ほか)

著者等紹介

梅原猛[ウメハラタケシ]
哲学者。1925年、宮城県に生まれ愛知県で育つ。京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター初代所長などを歴任。哲学から仏教の研究に入り、その間に『隠された十字架』『水底の歌』を執筆。「梅原日本学」を確立。その後、能を研究

観世清和[カンゼキヨカズ]
二十六世観世宗家。1959年、二十五世観世左近の長男として生まれる。父に師事し、初舞台は四歳。1990年家元継承。「箱崎」「丹後物狂」「阿古屋松」など世阿弥自筆本の復曲に取り組む。芸術選奨文部大臣新人賞、フランス文化芸術勲章シュバリエ、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。財団法人観世文庫理事長。社団法人観世会理事長

天野文雄[アマノフミオ]
能楽研究者。1946年、東京都生まれ。大阪大学名誉教授。国学院大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(法政大学)。『翁猿楽研究』で第十八回観世寿夫記念法政大学能楽賞、『世阿弥がいた場所』で第五回木村重信民族藝術学会賞、第四十回日本演劇学会河竹賞を受賞

土屋恵一郎[ツチヤケイイチロウ]
法哲学者・能楽評論家。1946年、東京都生まれ。明治大学法学部教授。能の研究上演団体「橋の会」運営委員、芸術選奨選考委員(古典芸能部門)、芸術祭審査委員(演劇部門)を歴任

中沢新一[ナカザワシンイチ]
思想家・人類学者。1950年、山梨県生まれ。明治大学野生の科学研究所所長。宗教から哲学まで、芸術から科学まで、あらゆる領域にしなやかな思考を展開する。『対称性人類学カイエ・ソバージュ5』で第三回小林秀雄賞、『アースダイバー』で第九回桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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子方の性別指定のある曲があってしかも流派によって逆だったりするとか知らなかった。2013/07/15

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