内容説明
医療技術の進歩とは裏腹に、がんに対する現代人の不安は消えるどころか高まっている。がん医療はいま、患者ひとりひとりにあった「オーダーメード医療」といわれる時代に突入している。その中で、私たちは病に罹患したとき、何を選択し、QOL(生活の質)をどう高めていけばいいのか―。34歳のときに乳がんと診断され、がんの三大治療を受けてほぼ完治した著者が、自らの体験をベースに、がん治療における落とし穴、いざというときのための「選択力」の身に付け方を示唆すると同時に、全国の名医の活動を紹介。そして、日々、変化するがん治療の現場を報告。「2人に1人は生涯にがんに罹患する時代」に大切な心がまえとは何か。そのヒントを示す。
目次
第1章 がんに備える(乳房を失うということ;切除から乳房温存へ ほか)
第2章 がん闘病の葛藤(がんはどのように発見されるのか;初めてのセカンドオピニオン ほか)
第3章 がん治療はどこまで進むのか(腫瘍専門医のパイオニア;劇的な変化 ほか)
第4章 がん、妊娠、出産(がんと妊娠;乳がん治療による卵子への影響 ほか)
著者等紹介
本荘そのこ[ホンジョウソノコ]
1969年北海道札幌市生まれ。法政大学大学院経済学研究科経済学専攻修士課程修了。地方新聞社、法律事務所勤務などを経て、98年から女性誌記者として活動。2004年に乳がんが発見され、約9カ月間にわたって治療を受ける。現在はフリーライターとして、取材・執筆活動を行う
中村清吾[ナカムラセイゴ]
1956年東京都生まれ。82年千葉大学医学部卒業。聖路加国際病院外科で研修。93年同病院情報システム室室長。2005年聖路加国際病院初代ブレストセンター長・乳腺外科部長。10年より昭和大学医学部外科学講座乳腺外科部門教授、昭和大学病院ブレストセンター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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