光文社新書<br> がんに不安を感じたら読む本

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光文社新書
がんに不安を感じたら読む本

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  • サイズ 新書判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334037918
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0247

内容説明

医療技術の進歩とは裏腹に、がんに対する現代人の不安は消えるどころか高まっている。がん医療はいま、患者ひとりひとりにあった「オーダーメード医療」といわれる時代に突入している。その中で、私たちは病に罹患したとき、何を選択し、QOL(生活の質)をどう高めていけばいいのか―。34歳のときに乳がんと診断され、がんの三大治療を受けてほぼ完治した著者が、自らの体験をベースに、がん治療における落とし穴、いざというときのための「選択力」の身に付け方を示唆すると同時に、全国の名医の活動を紹介。そして、日々、変化するがん治療の現場を報告。「2人に1人は生涯にがんに罹患する時代」に大切な心がまえとは何か。そのヒントを示す。

目次

第1章 がんに備える(乳房を失うということ;切除から乳房温存へ ほか)
第2章 がん闘病の葛藤(がんはどのように発見されるのか;初めてのセカンドオピニオン ほか)
第3章 がん治療はどこまで進むのか(腫瘍専門医のパイオニア;劇的な変化 ほか)
第4章 がん、妊娠、出産(がんと妊娠;乳がん治療による卵子への影響 ほか)

著者等紹介

本荘そのこ[ホンジョウソノコ]
1969年北海道札幌市生まれ。法政大学大学院経済学研究科経済学専攻修士課程修了。地方新聞社、法律事務所勤務などを経て、98年から女性誌記者として活動。2004年に乳がんが発見され、約9カ月間にわたって治療を受ける。現在はフリーライターとして、取材・執筆活動を行う

中村清吾[ナカムラセイゴ]
1956年東京都生まれ。82年千葉大学医学部卒業。聖路加国際病院外科で研修。93年同病院情報システム室室長。2005年聖路加国際病院初代ブレストセンター長・乳腺外科部長。10年より昭和大学医学部外科学講座乳腺外科部門教授、昭和大学病院ブレストセンター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vinvin

5
慶応大学の近藤誠さん等による癌放置推奨説に対し、QOL(生活の質)を高める若年層向けのがん治療は、本当にここ数年での目覚ましい進歩で、タイプや個人差により皆が異なるオーダーメイド医療が可能で、いざという時のために色々と知っておくべき!本書は筆者自身の経験や取材範囲が中心なので、乳がんや妊娠、出産というテーマに詳しい。これをきっかけに、自分が懸念する前立腺癌のリテラシー(活用能力)を高める活動をすべきと認識した!癌と診断されたら一時金がすぐにもらえる癌保険に入っておくべきだった、とちょっぴり後悔しています。2014/07/29

かおぽん

2
著者のがん治療の経験を生かした、患者目線での「がん」の本。 専門的な言葉も沢山でてくるが、優しく分かりやすく解説してくれるので、途中で イヤにならない。 二人に一人はがんになる、と言われている現代においては必要な本だと思った。周りにもぜひオススメしたい。2014/04/30

nnya

1
がんの治療というのは選択の連続。それを踏まえて、自分で情報を集め考えて、納得して決めていくことが重要なのだと感じた。あと保険の金額には驚愕した。2019/04/12

mito

1
標準治療を否定し、民間療法を推奨する本が多いなか、この本は違った。結局は、自分で選択ができるための知識が必要ということなんだと思った。予防や体作りには民間療法を試すのもありだなと思ったので、リンパマッサージは近々行ってみようと思う。2015/04/10

のぼる

1
乳がんになった女性記者の闘病記。自分自身の治療法の選択や、全国の医師への取材、治療法の情報等が書かれている。ニュートラルな姿勢で、参考になることが書かれているように思った。2014/04/11

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