光文社新書<br> 日本人はこれから何を買うのか?―「超おひとりさま社会」の消費と行動

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光文社新書
日本人はこれから何を買うのか?―「超おひとりさま社会」の消費と行動

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334037406
  • NDC分類 675.2
  • Cコード C0233

内容説明

2035年、「一人暮らし世帯」が1846万世帯となる。逆に、かつて主流だった「夫婦と子ども世帯」は1153万世帯に減る。平均的だと思っていた日本の家族像がもはや過去のものになりつつあるのだ。また、「一人暮らし」というと、未婚の若者といったイメージが強かったが、今後20代、30代の一人暮らしは減り、代わりに高齢者のおひとりさまが急増する。「超おひとりさま社会」になることを前提に、社会全体を見直さなくてはならない。個人化・孤立化が進む中、ライフスタイルはどう変わっていくのか。モノを買わない時代、人々は何を求めているのか。キーワードは「シェア」と「共費」。さまざまな地域や企業の取り組みを紹介しつつ、日本社会のゆくえを予測する。

目次

第1章 老若男女すべて「おひとりさま」(2035年、主流はおひとりさま;中高年のおひとりさまが増える ほか)
第2章 おひとりさま消費の現状(シニア男性(60歳以上)
シニア女性(60歳以上) ほか)
第3章 おひとりさまは何が欲しいのか(おひとりさま社会は生活全体に「ケア」が必要;高齢男性も今後はコンビニ、外食に依存か? ほか)
第4章 コミュニティという商品を買う時代(買い物難民の増加;通信販売か宅配か ほか)

著者等紹介

三浦展[ミウラアツシ]
1958年新潟県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、(株)パルコに入社、情報誌『アクロス』編集長を務める。’90年、三菱総合研究所入社。’99年、カルチャースタディーズ研究所設立。マーケティング活動を行うかたわら、家族、若者、消費、都市、階層化などを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

48
ひとり暮らし世帯が激増するのは、団塊ジュニア世代がスライドするためじゅうぶんに起こり得ることだと思うが、消費の前に経済がどこまでもつだろうか。2016/04/18

うさうさ

27
年代、性別を問わず誰でもいつかは一人暮らしになる。5〜6年前の本だけど、現実的にすでにそうなってることも多く、共感できる部分も多い。すでに充分のモノを持っていて、これ以上消費するイメージはないが、体力の衰えと共に便利なサービス、例えば宅配弁当などにお金をかけるというのがめちゃくちゃ分かる。これからは、ケアとコミュニティが欲しい。コミュニティーは難しいよね。2018/12/23

Book・CaFe

22
インターネット調査・3万人の回答から、おひとりさま事情を分析。2030年には50才以上の未婚者が860万人、離別・死別も増え、75才以上の死別・離別者数は994万人、未婚・死別・離別を合計すると2030年には全年齢で4911万人がおひとりさまになると予想される。いろいろな数字が出てきて麻痺状態に陥った。最終的には、コミュニティの活性化がキーワード。事例紹介されていたダイシン百貨店のような地域密着型の商業施設がご近所にあったらホントに助かります。2013/05/28

はるき

17
 便利さは行きつく所まで行っちゃったし、付加価値も天井知らずだし。自己表現とか自己実現が流行る所以は経済的な豊かさの賜物か。2021/03/22

ふろんた2.0

15
世代や性別で括って考える必要がないってことか。2017/06/07

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