内容説明
2035年、「一人暮らし世帯」が1846万世帯となる。逆に、かつて主流だった「夫婦と子ども世帯」は1153万世帯に減る。平均的だと思っていた日本の家族像がもはや過去のものになりつつあるのだ。また、「一人暮らし」というと、未婚の若者といったイメージが強かったが、今後20代、30代の一人暮らしは減り、代わりに高齢者のおひとりさまが急増する。「超おひとりさま社会」になることを前提に、社会全体を見直さなくてはならない。個人化・孤立化が進む中、ライフスタイルはどう変わっていくのか。モノを買わない時代、人々は何を求めているのか。キーワードは「シェア」と「共費」。さまざまな地域や企業の取り組みを紹介しつつ、日本社会のゆくえを予測する。
目次
第1章 老若男女すべて「おひとりさま」(2035年、主流はおひとりさま;中高年のおひとりさまが増える ほか)
第2章 おひとりさま消費の現状(シニア男性(60歳以上)
シニア女性(60歳以上) ほか)
第3章 おひとりさまは何が欲しいのか(おひとりさま社会は生活全体に「ケア」が必要;高齢男性も今後はコンビニ、外食に依存か? ほか)
第4章 コミュニティという商品を買う時代(買い物難民の増加;通信販売か宅配か ほか)
著者等紹介
三浦展[ミウラアツシ]
1958年新潟県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、(株)パルコに入社、情報誌『アクロス』編集長を務める。’90年、三菱総合研究所入社。’99年、カルチャースタディーズ研究所設立。マーケティング活動を行うかたわら、家族、若者、消費、都市、階層化などを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
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