出版社内容情報
【美味しくて心あたたまる、新米夫婦のお江戸料理帖】
吹けば飛びそうなほど小さな藩である波前藩は、
金はないが人徳のある殿と姫、小規模がゆえに家来たちとも家族のように親しい。
波前藩のお料理番・荒木弥之助は繊細な包丁さばきと舌を持ち、内外に有名な料理人であった。
しかし、ある日何者かに襲われ頭を強く打ち、味がうまく分からなくなってしまった。包丁一筋で生きてきた弥之助は絶望し、切腹をしようと考える。
そんなときに出会ったのが、奥方の女中である十七歳のお佐江だった。
お佐江は稀有な味覚と嗅覚をもっており、弥之助はお佐江の才覚にほれ込み求婚する。
ふたりの力をあわせて、御料理番のつとめに挑むことに……!
百万石の大藩・加賀藩との料理勝負や下町の深川めし屋の店番、老中のお姫様の相談ごとなど、夫婦包丁として難題を乗り越えていく。
そして、料理にしか興味がない堅物の弥之助とくいしんぼう娘であるお佐江は、夫婦としても心を通わせていく――。
夫婦の絆と心のこもった美味しい料理が沁みわたる、ほっこり人情時代小説。
内容説明
吹けば飛びそうなほど小藩である波前藩の御料理番・荒木弥之助は、巧みな包丁さばきと繊細な舌を持ち内外に有名な包丁人であった。しかし、ある日、何者かに襲われ味が分からなくなってしまった。思い悩み切腹しようと決意したとき、女中のお佐江が稀有な味覚を持っていることに気づく―。夫婦となった二人は、大藩・加賀藩との料理勝負や下町の深川めし屋の店番、老中の娘の相談ごとなど…力を合わせて難題に挑んでいくことに。心のこもった美味しい料理が沁みわたる、人情時代小説。
著者等紹介
遠藤遼[エンドウリョウ]
東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。2017年、『週末陰陽師―とある保険営業のお祓い日報』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じお
わたしは元気
よっしー
giunyu
ひるあんどん