内容説明
会計基準の穴を突き、金融工学を駆使する損失隠しの手法とは?共同通信社、テレビ朝日でスクープを連発してきた著者による、金融犯罪事件簿。問題を先送りしたい日本企業の経営者の体質と、それを食い物にしてきた外資系金融の実態を暴く。
目次
第1章 損失補填(毎日新聞の“衝撃”のスクープ;ダミー会社に損失移し替え ほか)
第2章 山一証券の「飛ばし」(破綻の2年半前にはすでに“抜け殻”;「飛ばし」 ほか)
第3章 ヤクルト本社巨額損失事件(“財テクの神様”;熊谷がのめり込んだデリバティブ取引の仕組み ほか)
第4章 含み損飛ばしスキーム(外資が売り込んだ「含み損飛ばし」のスキーム;会計制度の抜け穴を利用 ほか)
第5章 オリンパス粉飾決算事件(バブル期の財テク失敗で窮地に;外資系証券の野村OB ほか)
著者等紹介
田中周紀[タナカチカキ]
フリージャーナリスト。1961年島根県生まれ。上智大学文学部史学科を卒業後、’85年に共同通信社に入社。バブル全盛期の’87年から’91年まで、本社金融証券部で銀行・証券・保険業界を担当。大阪支社経済部と社会部を経て、’95年から’97年まで本社社会部で国税当局と証券取引等監視委員会(SESC)を担当。’98年から’99年までは本社社会部遊軍で経済事件を中心に取材し、数々の特ダネをものにする。2000年にテレビ朝日に転職。その後フリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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