光文社新書<br> 誰も教えてくれない男の礼儀作法

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光文社新書
誰も教えてくれない男の礼儀作法

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  • サイズ 新書判/ページ数 165p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334035877
  • NDC分類 385.9
  • Cコード C0276

内容説明

男性は女性と異なり、礼儀をあらためて教わる機会があまりない。しかし、上司や取引先、部下とのつき合い、そしてプライベートで大切な人との時間を過ごすうえで、まず必要とされるのが礼儀作法である。そもそも小笠原流礼法とは、室町時代、武士が社会生活を円滑にするために作られ受け継がれてきたものなのであるが、現代ではあまりそのことは顧みられていない。大事な場面で、自信のない思いで過ごしたり、逆に身の丈以上に見せようと無理をするのではなく、自分の立場をわきまえたうえで堂々と振る舞うために、一度、礼法の歴史を振り返り、その「こころ」と「かたち」を身につけてはいかがだろうか。約七百年前の室町時代に確立し、「お止め流」とされていた小笠原流礼法を、本格的に紹介する初の試み。

目次

序章 なぜ「武士の礼法」が成立したのか
第1章 男のこころ
第2章 男の姿勢
第3章 男の席
第4章 男の食作法
第5章 男のことば遺い
第6章 男のつき合い
第7章 男の格好

著者等紹介

小笠原敬承斎[オガサワラケイショウサイ]
東京都に生まれる。小笠原忠統前宗家(小笠原惣領家第32世・1996年没)の実姉・小笠原日英尼公の真孫。聖心女子学院卒業後、イギリスに留学。副宗家を経て、1996年に小笠原流礼法宗家に就任。700年の伝統を誇る小笠原流礼法初の女性宗家となり、注目を集める。門下の指導にあたるとともに、各地での講演や研修、執筆活動を通じて、現代生活に応じた礼法の普及に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

33
なるほど、と思う部分はいくつかあったが、それ以上に読了後に書いていたのが女性と知ったのが一番の驚き。2020/01/13

としP

23
礼儀としては良いのだろうが、堅苦しすぎる、、、。「高座を心掛けるは田舎人のわざなり」これは実にいい言葉だ。2017/11/28

Tadashi_N

20
礼儀作法は、相手を思い遣りながら、人間関係を円滑にする、昔からの知恵。2016/01/22

mackane

16
元々自分は、礼法に関わらず武家流の文化は、公家文化にコンプレックスをもっていた武家がつくったマニュアル重視のいびつなものだな、という偏見を持っていた。しかし、武家独特の支配関係の中から紡ぎだされた合理的かつ質素で潔い思想が根本にあり、そのかたちひとつも奥深いものもあると思い直した。著者には以前、お目にかかったことがあるが、小柄でありながら凛とした佇まいに、強さと美しさが共存する素敵な女性であった。姿形だけではない、内面からくる力強さと気品は、このような思想からくるものだったのだと本書を読んで納得した次第。2014/04/17

かしまさ

14
これですよこういうのを正しい「マナー」って言うんですよ、と目から鱗の本。「○○のときは××する」じゃなくて、「○○のときは、△△だから××するといい」っていう、この△△のところが重要です。相手に嫌な思いをさせないための行動というのが本質で、知ってるとドヤれるなんてのはそもそも前提が間違っている。根拠が全部説明してあって分かりやすかった。ところどころ古臭いものはありますが、本質を理解していれば現代的アレンジは難しくないはずです。2020/09/13

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