光文社新書<br> 森山大道 路上スナップのススメ

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光文社新書
森山大道 路上スナップのススメ

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334035815
  • NDC分類 743
  • Cコード C0272

内容説明

60年代、「ブレ・ボケ・アレ」と呼ばれる作風で注目を集めたカメラマン・森山大道。あれから半世紀。路上に立ち続けた彼が、フィルムカメラ、デジカメを駆使して撮り下ろしスナップを敢行。砂町、佃島、銀座、羽田といった東京の街のほか、北関東を縦横にひた走り、いつものモノクローム以外にカラー写真も撮影。自身のスナップに対する考えや視点、カメラマンとしての姿勢やそのノウハウについて語った、写真学校の学生、カメラ愛好家必携のスナップ入門書。

目次

序章 スナップとはなにか
1 砂町―好適な修練場、商店街
2 佃島―水辺のスナップ
3 銀座―デジタルことはじめ
4 羽田―風景写真と絵葉書の写真
5 国道―スピードのなかで擦過する視界
終章 森山大道とは

著者等紹介

森山大道[モリヤマダイドウ]
1938年、大阪府生まれ。’64年にカメラマンとして独立。’68年、ブレ・ボケ・アレと称される前衛的写真の先陣を切り、『にっぽん劇場写真帖』を発表。以降、写真という概念/制度の最大限までの拡張・解体を試みる。世界的評価も高く、’99年のサンフランシスコ近代美術館を皮切りに2年にわたって全米を巡回した回顧展や、2003年、パリのカルティエ現代美術財団での個展など、海外でも大規模な展覧会を多数開催

仲本剛[ナカモトタケシ]
1968年、神奈川県生まれ。フリーの雑誌ライター業の傍ら、写真集を制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Cambel

27
先週のCP+で森山大道のトークショー?を見て、この本を持っていることを思い出した。そして今日、場末感というか生活感漂う街へ出かけていたので、ひとりで森山大道ごっこをした(笑)巨匠のように、生々しいスナップは撮れなかったけど、乙女なゆるふわ写真や、マウンティングするようなリア充写真よりも楽しい。森山大道みたいな写真家は『写真はフィルムに限る!』とか『モノクロこそが写真の真髄』というのかと思ったら、全然拘りがないらしい。そのことは、本の中でもCP+でも述べていた。2018/03/11

イリエ

24
写真多めですが、文章を含めかっこいい新書です。街はいたるところが異界だから、それを撮れ、と。構成とか、いったん忘れて街をよく見ろと。でも、「女性をふと撮りたくなる欲望(略)、欲望体となってスナップしないと、面白くもないし、そもそも意味がないんだよ」とおっしゃる。正直な話、こう思ってしまう自分もいます。つまり、これって一歩間違えば「盗撮」ってことになりませんか? と。2021/07/24

だーぼう

21
写真のことがすこしだけ分かったような気がする。写真のことは前よりもさらに好きになった。出かけたい。ブログに感想を書きました。2020/08/13

tu-bo@散歩カメラ修行中

20
スナップショットの心得。参考にならず。赤瀬川さんの散歩収獲のほうが心情的にフィットした. RICOHのGR評判いいですね。ちょっと考えます。 2015/09/27

水色系

19
ずっと探してて無印の本コーナーにおいてあったのを見つけた。「量のない質はありえない」(P68)、いい言葉。私も写真を撮りに散歩したい。撮ることで新たな発見があるかも。カメラもずいぶん触ってないし。2023/07/03

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