光文社新書<br> 「日銀貴族」が国を滅ぼす

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光文社新書
「日銀貴族」が国を滅ぼす

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334035693
  • NDC分類 338.41
  • Cコード C0233

内容説明

10年以上デフレ下にあり、長期停滞が続く日本。その原因は、日本経済に急ブレーキをかけてきた日本の中央銀行である日銀(日本銀行)にある―。日銀総裁を始めとする「日銀貴族」たちの“トンデモ発言”を吟味しながら、日本の未来にとって何が必要なのかを具体的に考える。

目次

序章 「日銀貴族」誕生秘話(「日銀性善説」が生んだ、白川法王と日銀貴族;日銀は本当に必要なのか?)
第1章 日銀貴族のトンデモ言行録(「国民が騒ぐからデフレになった」という呆れた話;日銀がデフレと戦っているという妄想;まだ言うか?「お金を刷っても、お金が増えない」;マスコミが国家破産で盛り上がってしまう笑えない理由)
第2章 日銀貴族のトラウマ(固定相場制の天国と地獄;イジメられっ子のトラウマから生まれた貴族)
第3章 日銀法を再改正せよ(日銀包囲網;日銀問題は政治問題である)

著者等紹介

上念司[ジョウネンツカサ]
1969年東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業(在学中は創立1901年の弁論部、辞達学会に所属)。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年より、経済評論家・勝間和代と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。現在、勝間和代のブレーンの一人として、主に金融政策、財政政策、外交防衛政策等のリサーチを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

5
失われた20年の原因は、日銀と財務省にあると評者は理解している。日銀のトップ黒田氏が相当、これまでとは違うようだが、どんなものか。インフレして困るのは経済弱者。何のための改革か、説明が必要である。銀行の銀行、通貨の番人、とかいろいろ言われるが、国民経済や地域経済の将来を金融政策如何で大きく左右することは彼らに自覚されていようか。よく、公務員試験やセンター試験政経のようなのでは、不況期にはセオリーとして、これこれを行なう、というのが3つあった。どれも有効ではないので、失われた期間が長期化したとしか思えない。2013/06/08

denz

3
アルゼンチンのインフレ抑制事例が勉強になりました。また変動相場制移行後の日銀のパフォーマンスはそれほど悪くなく、インフレ抑制もインフレ醸成も見事な実績。もっともデフレターゲットの実績も素晴らしいようだが…。本書は2010年の発行だが、この時期の菅直人財務大臣へのリフレ派の期待が大きかったことが意外な事実でした。しかし、著者の芸風は本書あたりから出来上がっていったんだな。2012/12/14

WS

1
日銀の失政が経済を衰退させやがて国を滅ぼす。白川デフレの時と黒田総裁では隔世の感がする。 日銀人事が大切。中村豊明を注視せねばと思う。2020/07/05

千代吉

1
オハイオでおはよう(笑)2013/04/17

あらま

1
著者の政策的な主張にはかなり同意していることは前提として、ここまで日銀陰謀論的に持っていくと、どうなの?という気もする。帯を見ても思ったけど、別に日銀総裁の給料が高いこと自体が問題じゃないでしょう。一般うけしやすい官僚叩きに乗っかったんじゃダメなのでは、まあ大衆煽動から政策圧力を作り出すという意図のかもしれないけど、わかりやすい本の割に微妙な読後感。2010/07/10

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