内容説明
1950年代終わり、高度成長の入り口に立った時代の空気を察知した小学館、講談社は週刊少年誌創刊に向けて始動。早くも激しい先陣争いを展開した結果、サンデー、マガジン2誌同時創刊に至る。線の太く丸いメジャー漫画家の獲得、“さわやか”イメージ戦略、正統派ギャグ漫画路線を掲げるサンデー。他方、マガジンは、原作と作画の分業体制、情熱的な“劇画”路線と巻頭グラビア大図解を展開―それぞれ独自の方針を掲げ、熾烈な読者獲得競争を繰り広げた。本書は、両誌の黄金時代を現場で支えた男たちの人間ドラマに迫る。元編集者の証言は、私たちにスリルと多くの知恵を与えてくれる。懐かしい名作やブームの裏話も満載。
目次
第1章 夜明け前
第2章 先陣争い
第3章 危機を好機に
第4章 サンデー快進撃
第5章 TVマンガの時代
第6章 なぐりこみ劇画野郎
第7章 万博とよど号
第8章 しのびよる黒い影
著者等紹介
大野茂[オオノシゲル]
1965年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。電通のラジオ・テレビ部門、スカイパーフェクTV開局作業を経て、’98年NHK入局。手がけた番組にBS「どーもくん」シリーズ、「007魅力の秘密」、「スタジオパークからこんにちは」、「日曜スタジオパーク」、「みんな怪獣が大好きだった!」、ETV特集「日本SFの50年」、「BS熱中夜話ウルトラマン特集・ヒーローソング特集」、BS「アジアクロスロード」など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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