光文社新書<br> 4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する

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光文社新書
4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334034467
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0275

内容説明

これは、ピッチ上に描かれる“デザイン”についての本だ。つまり、サッカーゲームの進め方の話であり、戦術の話であり、布陣の話である。「やっぱり、4バックより3バックのほうがいいよね」「オレは4-3-3が最強だと思うけど」といったサッカー談義をよく耳にするが、いくら熱っぽく、理屈っぽく、監督目線・評論家目線でその理由を語ったところで、ベースとなる戦術や布陣に対する知識がなければ、まるで説得力はない。しかし残念なことにその知識は、欧州では日常的に語られていても、いまの日本では満足に語られるものではない。いや、むしろすっぽり抜け落ちているものだと言っていい。けっしてまだ、「常識」ではないのだ。―本書では、攻撃サッカーを象徴する現在流行の4-2-3-1をはじめ、サッカーの代表的な布陣を戦術的な観点から分かりやすく解説していく。

目次

サッカーは布陣でするものか、否か
番狂わせは、弱者の工夫なしには生まれない
4列表記の誕生
アリゴ・サッキの「プレッシングフットボール」
ブラジルがドイツワールドカップで負けた理由
攻撃サッカーのルーツ、オランダ
ファンタジスタは布陣を嫌う
サッカーは布陣でするもの、ではない?
そのとき、ジダンは後悔したか?
4-2-3-1か、3-4-1-2か
トルシエはなにがしたかったのか?
ヒディンクコリア
日本代表、空白の8年間
布陣が選手を育てる
敗戦からなにを学ぶべきか
ジャイアントキリング
負けるべくして負けたジーコジャパン
オシムが目指したサッカー

著者等紹介

杉山茂樹[スギヤマシゲキ]
スポーツライター。1959年静岡県生まれ。大学卒業後、フリーのライターとしてスポーツ総合誌やサッカー専門誌などで執筆。海外取材も豊富で、世界各地から現場の“熱”を、紀行を交えながら発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

50
【再読】1998年から2006年までを主体に、3つのW杯と欧州の試合を見続けた著者が考察する戦術と試合結果との因果関係。一昔以上の話で、4-2-3-1は欧州では下火となっているようだ。恥ずかしながら、06年まで日本代表のシステムには目を向けることなく応援していた。勝敗に一喜一憂していたのは、本書で指摘された勝利至上主義だったのかも知れない。日本代表が採用した3バックはMFが押し込まれて5バックに成り下がり、サイドをえぐって攻撃できなかったという知見に納得。2020/06/25

ばんだねいっぺい

30
 布陣じゃないよと言うけれど、やっぱり布陣は、大事なんだよなと再認識。サイドを制するものはの言葉を、応援してるチームのロッカールームの壁紙に貼りたい。2017/09/04

こも 旧柏バカ一代

22
陣形は監督の仕事。そこがしっかり理解出来たらサッカーはより面白くなると思う。2020/11/14

anco

14
ジャイアントキリングはサッカーの見どころの一つだと思います。番狂わせはが偶然起きたのではなく、戦術によってもたらされたものだということを説明してありました。一方で、独りよがりな浅い考察に終始し、なかでも歴代日本代表監督への中傷、日韓W杯における韓国代表に関してのべた褒めには少し目に余るものがありました。2014/10/26

kawa

13
テレビのサッカー観戦も退屈して、10分でチャンネルを替えてしまう素人ですが、サッカーを戦術としてフォーメーションから解説する本書は、なるほどと思わせる部分が少なからずあり面白かった。しかし、著者は本書で何を言いたかったのかな?全体に起承転結がはっきりしていないし、ダラダラと日本代表監督の戦術を批判するくだりは、私にはしつこ過ぎる。そこを語りたいなら書名は不適切ではないかな。せっかくの内容なのだから、もう少し整理して、爽やかな本にしてほしかったなあ。2016/04/28

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