光文社新書<br> 強権と不安の超大国・ロシア―旧ソ連諸国から見た「光と影」

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光文社新書
強権と不安の超大国・ロシア―旧ソ連諸国から見た「光と影」

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  • サイズ 新書判/ページ数 278p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334034399
  • NDC分類 302.38
  • Cコード C0231

内容説明

光が強ければ強いほど、その影は濃くなるものだ。世界一の産油国となり、経済発展著しいロシアを「表の顔」とすれば、「裏の顔」は謎に包まれた部分が多い。暗殺事件・チェチェン紛争・独裁体制…。これらはたしかに深い闇だ。しかし、旧ソ連新興独立諸国を数多く訪れ、体当たりで調査・研究してきた著者は、翻弄される側の国ぐにからロシアを覗いてみることによって、その“KGB体質”を明るみに出していく―。一方で今、「日本ブーム」が旧ソ連地域で盛んだ。外交においても、ビジネスにおいても、かの国ぐにとの関係が深まる今日、本書は日本人が直視しておくべき「現実」である。

目次

プロローグ―旧ソ連からロシアが見える
1章 反ロシア精神、旧ソ連ノスタルジーの噴出
2章 「未承認国家」という名の火薬庫―ロシアと旧ソ連の係争地
3章 ロシアのKGB的体質
4章 知られざる親日国家群
5章 日本はロシア、旧ソ連諸国とどうつきあうべきか
エピローグ―強いロシアとプーチンのゆくえ
参考資料集

著者等紹介

廣瀬陽子[ヒロセヨウコ]
1972年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科准教授。専門は国際政治・コーカサス地域研究。慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、博士課程単位取得退学。政策・メディア博士(慶應義塾大学)。国連大学秋野記念研究フェローとしてアゼルバイジャン在外研究、慶應義塾大学総合政策学部講師などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

69
ロシアの体制がウクライナ侵攻で一気に世界に知れ渡った今、極めてホットな内容の一冊。旧ソ連に含まれていて現在もロシアに隣接した諸国の内情を著者の体験も含めて語っているのだが、反発と郷愁のようなアンビバレントな感情をどこからも感じられるのは興味深い。あと内容で現在一番興味深いのは未承認国家を巡る諸問題。ここを読むと現在ロシアが何故ドネツク、ルガンスクを独立させようとしているのか、モルドヴァの名前が急に出たのは沿ドニエストルがあるから等色々腑に落ちるのよね。ロシアによって歴史が変わろうとしている今読みたい一冊。2022/04/22

ラウリスタ~

16
ロシアというか、旧ソ連国家の今(2000年代)についての貴重な体験談。ソ連の支配から解き放たれて、万歳!なんていう勝手なイメージは裏切られる。著者が留学時代を過ごしたアゼルバイジャンでは「ソ連時代は良かった」という年配ばかり。名前を覚えられない「未承認国家」(旧ソ連国家の中のロシア人地域が独立を宣言してこう着状態)でのパスポートトラブル。ホテルの部屋で日本語で話していても内容が筒抜になる盗聴社会。後半の日本びいきの話、刊行から10年たった今では、どうなったものか。2018/04/06

のれん

15
専門のアゼルパイジャンを中心に旧ソ連国家群とその中心にであったロシアを旅行記的に評論する。 本書籍刊行は2008年でまだプーチンが大統領任期を無期限にする前であるが、彼の権力の拡大を言い当てるとともに、旧ソ連国家との対立を指摘している。 ソ連の理想を求める独裁独立を心から信奉する人間が少ないのは、やはり治安と経済に恵まれないからだろう。彼ら小国は欧米とロシアとのグレートゲームに挟まれ続けている。未承認国家の存在とそれを操るロシアの暗躍には、地政学の恐ろしさを痛感する。(1/2)2022/03/29

Marcel Proust

13
2014年のロシアによるクリミア占領・ドンバスでの戦闘、2022年のウクライナ全面侵略戦争の始まる前に書かれた本ではあるが、著者の肌で感じた旧ソ連のコーカサス諸国から見たロシアを描いている。ソ連時代にアゼルバイジャンに進出していた日本人ビジネスマンの話など興味深い話が多い。現在ロシアを牛耳っている戦争犯罪人プーチン一味のほとんどは旧KGBであり、そのKGB体質を本書の中でも描いている。2023/09/12

ちくわん

9
2008年2月の本。やはり古かった。著者はアゼルバイジャンの専門家。モルドバと沿ドニエストル、アゼルバイジャンとアルメニアの関係に詳しい。また、旧ソ連諸国のちょっと前のリアルがコラムに綴られる。やはりロシアの話なので「佐藤優」氏の名前が登場。2019/07/30

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