光文社新書<br> 合コンの社会学

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光文社新書
合コンの社会学

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334034320
  • NDC分類 385.9
  • Cコード C0236

内容説明

「合コンは、誰もが参加できる平等な競争の場である」―広く共有されたこの前提は、実は幻想にすぎない。男女は、まったくランダムに、真空状態のなかで出逢うのではない。そこには社会の階層性が色濃く反映され、職業や年齢や容姿を軸にした序列がはっきりある。私たちは、合コンを通して恋愛すべき相手と恋愛し、結婚すべき相手と結婚することで、社会構造の維持に貢献することになる。合コンは、現代の私たちが出逢うために創りだした、そして今や私たちを取りこもうとする、まごうことなき「制度」である。

目次

第1章 出逢いはもはや突然ではない―合コンの社会学・序
第2章 運命を演出するために―相互行為儀礼としての合コン
第3章 運命の出逢いは訪れない―合コンの矛盾
第4章 運命の相手を射止めるために―女の戦術、男の戦略
第5章 運命の出逢いを弄ぶ―自己目的化する遊び
第6章 それでも運命は訪れる―合コン時代の恋愛と結婚
第7章 偶然でなくても、突然でなくても―合コンの社会学・結び
補論 合コン世代の仕事と恋愛―自由と安定のはざまで

著者等紹介

北村文[キタムラアヤ]
1976年滋賀県生まれ。東京大学大学院・ハワイ大学大学院を経て現在、明治学院大学非常勤講師。専門はジェンダー論、相互行為論、アイデンティティ論

阿部真大[アベマサヒロ]
1976年岐阜県生まれ。東京大学大学院を経て現在、学習院大学非常勤講師。専門は家族社会学、労働社会学、社会調査論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

Susumu Tokushige

25
2007年12月初版。合コンは、お見合いや職場結婚と違い、ドラマティックな出逢いの場である…というのは幻想で、社会の階層性が色濃く反映した序列の中で、恋愛・結婚をすべき相手と出逢うために創り出された『制度』であるとのこと。面白い。昔は許婚(いいなずけ)のように『家』が婚姻を決めていたが、高度経済成長期には『職場』が肩代わりし、その後は合コンとして『友人』が担った。現在では『自治体・専門企業』か。感覚的に『本人より本人を熟知』している層が斜陽化・希薄化している印象を受ける。これは『自分探し』の遠因だろうか。2019/04/07

ジュン

12
なかなか刺さる。アラサーになると「未婚というスティグマ」に向き合わざるをえない。社会のコードに合わせて空気を読みあい、シラフでデートして落胆したり。「合コンは私たちを、この社会に飼いならす(domesticate)ための装置でもある」「合コン時代の私たちは、運命の物語を阻む要素を排斥しつくそうとしてきた。しかし今、本当に出逢うために必要なのは、恋愛や結婚のなまなましい現実に対する耐性だろう」。2016/02/18

はふ

10
世間一般に知られる「合コン」。その実態とは制度であった⁉︎ 「協働」と「競争」という矛盾がある中、構成される合コンという制度。その偶然という物語を演出するために創り上げられる制度には、社会学の奥深さを感じた。2018/11/23

ニョンブーチョッパー

4
2008/10/08

13903

4
合コン文化をものすごく真面目に分析した本。合コンって考えてみるとすごく日本人らしい。合コン受けする男または女を装い、合コン受けするトークで盛り上がる。相手も合コン用に装っていることを知りながら。がっついてないように装い、必然の出会いの場に行きながら偶然の出会いを望む。本当は出会いたいのに出会いがなくても楽しかったから良かった。すごく複雑な矛盾だらけの日本人らしい文化。2015/10/09

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