内容説明
尊王攘夷の嵐が吹き荒れる幕末の動乱期、地方政権の担い手であり、一国の命運を握っていた殿さまたちは、なにを考え、どう行動したのか?本書では、薩長土肥や会津といった有名どころから、けして歴史の表舞台に現われない平凡な殿さままで、江戸三〇〇藩すべての動向を網羅する。
目次
第1章 殿さまはどのような人たちか
第2章 幕末維新の読む年表
第3章 日和見主義の多数派が流れを決めた
第4章 情報不足が戊辰戦争の悲劇を生んだ
第5章 西南雄藩の行動原理
第6章 「錦の御旗」が宿す魔力の秘密
第7章 殿さまたちの明治・大正・昭和・平成
著者等紹介
八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年滋賀県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを経て退官後、評論家として活躍
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
24
全国300藩が幕末にあったと言われるが実際に明治維新の時にどう動いたのかはあまり知らなかった。本書はできるだけ多くの藩を取り上げどのように判断し、行動したのかがわかった。2011/05/22
ちくわん
21
2004年3月の本。登場する藩の情報を書き上げてみたが(まだ途中)、知らない・聞いたことがない藩が多いこと多いこと。しかし、実際には藩主は幕府の重役を勤めていたりする。藩は江戸幕府が定義した枠。そこを家来に与え(貸して)納めさせて、住民から徴収する税の一部を与え、一部を上納させるシステム。家来をうまくコントロールすることで幕府が永続する。ここに外部からの力が加わり維新へ。いずれボリュームがある一冊だった。2021/05/05
キョートマン
15
推しの越後長岡藩が批判的に書かれてて悲しい。でもたしかに反薩長史観はルサンチマン的かもしれないとも思った。現に薩長のおかげで日本の近代化ができたわけだし、佐幕派にも寛容な処分しか行われなかったし...2021/03/05
ミネ吉
13
幕末から廃藩置県に至るまで、江戸時代の約三百藩の最後の殿様たちが、何をしていたのか解説する歴史読み物。薩摩、長州といった幕末の主役たち以外の動向を見ると、やはり勝ち組の見極めに四苦八苦する日和見主義が大半とのこと。幕末のドラマチックなイメージは、ごく一部のことであったと納得した。ただ、370ページ程度の書籍に約三百藩の情報が詰め込またたためか説明不足が多く、かつ固有名詞の羅列になりがちで読み進めるのは辛かった。律儀に通読してしまったが、興味のある藩だけ拾い読みが正解だったかも。2025/09/07
できるだけ(がんばる)
13
タイトルの内容の前に江戸末期の流れがあり、そこは楽しめたがタイトルの藩の説明になると多すぎて気になる藩、知っている藩がないとただの苦行になりそうな本。個人的には河内狭山藩に小田原北条氏の子孫が細々とその命脈を保ってたのが驚きだった。阪神の北條は関係あるのかな?笑2019/07/28
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