内容説明
「企業再生」という錦の御旗を得て、活発化するビジネスの最前線から本当の再生の鍵が見えてくる。
目次
第1章 企業再生は、錦の御旗
第2章 処理から再生へ、新ビジネスのプレーヤーたち
第3章 外資が作った不良債権市場
第4章 肥大化する日本最強のサービサー・RCC
第5章 企業再生ビジネスとは何か
第6章 不動産の価値が変わった
第7章 産業再生機構は救世主になるか
著者等紹介
和田勉[ワダベン]
1966年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、日本経済新聞社に入社。産業部、国際部などの記者を経て、98年から3年間、テレビ東京に出向して経済部記者を務めた。2001年春からフリーの経済ジャーナリストに。金融・経済のWebマガジン「Tokyo Financial Journal」の共同編集人を務める
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yusatoh
1
不良債権処理の話。 具体的な企業名があって、買収ファンドと外資系投資会社グループのサービサーが、全然違う名前だけど系列だったりする関係性がわかった。2023/08/30
Kyu_zae_mon
1
2000年ころの不良債権処理の話。勉強になった。2020/04/05
nekozuki
1
それまで不良債権ビジネスとして確立しつつあった担保の回収といった考え方に、企業自体のバリューを回復し、利益を得るというビジネスがプラスされ制度が確立する過程を説明している。この話題が盛り上がったのが2002年ごろらしく、大抵の本がすでに結構古いので、これまでの過程を知る上ではよい本。現在の状況を書いた本もないかな…。2013/10/27
ken_ai
1
金融円滑化終了後にも再生ビジネスは盛り上がるだろうか。2013/01/15
b_graham
1
企業再生が話題に上がった2002年頃が舞台。そのため、企業再生についてではなく、企業再生が行われるための法整備について書かれている。また、官庁主導でRCCが作られた経緯や、その概要が書かれているので、企業再生ビジネスの業界全体を把握するのには良い本だと思う。2012/08/27