光文社新書<br> イラクとパレスチナ アメリカの戦略

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光文社新書
イラクとパレスチナ アメリカの戦略

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334031794
  • NDC分類 319.28
  • Cコード C0295

内容説明

911事件後頻発するテロ。イラク、パレスチナをめぐる一触即発の緊張状態。そして右に左に揺れ動くアメリカの戦略。いったい世界はどうなろうとしているのか。そして日本は?中東で現地取材を重ねた著者が、現地から「新しい歴史の始まり」を読み解いた書。

目次

第1章 イラクとアメリカの失われた十年
第2章 裏切られたサウジアラビア
第3章 パレスチナ問題の裏側
第4章 西岸を歩く
第5章 パレスチナ人移住計画
第6章 文明の海苔弁当の地
第7章 アラブ統一の夢は、いま
エピローグ 中東から日本を考える

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

18
2003年1月の本。最初はイランとサウジアラビア。この二か国を最近注目していた。しかし、やはり2003年では情報が結構古かった。まずは、ここまでをしっかり頭に入れて他書で補おう。後半はパレスチナ、ガザ地区とヨルダン川西岸。今までよくわかっていなかった。何ヵ所かに登場する拡大地図が理解を助ける。エピローグは強烈。理解できたらかなり怖い話。高校では「世界史」を選択するべきだと強く思った。2019/11/19

perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇵🇸🇾🇪🇱🇧🇨🇺

6
2003年刊。著者は共同通信社入社後、マイクロソフト社で「MSNジャーナル」を立ち上げ、その後は個人でニュース解説記事のメール配信をしている。この人はウクライナ戦争勃発初期に知ったが、この手の人にありがちな「ワクチン陰謀論者」で非科学的で統計データが読めない為に早々に追うのを止めた。しかしその後に注意深く見ると国際政治に関してはそれほどおかしい事を書いていないので西アジアについての本書を読んでみた。時期的にはイラク戦争直前。→2023/07/16

c_a_m

5
5月、イランに旅行した。そんな関係から中東情勢に興味を持って読んだのだが、この本は読者視点としてパレスチナやイラク寄りの本だと思う。しかし、そう思うのは日本の報道がイスラエルに寄っているからだ。イスラエルはパレスチナ人を追い出して建国された国だが、イスラエルはパレスチナ自治区を未だ攻撃し続け、破壊活動や外出禁止令を出し津続けている。国際社会の非難を浴びているのに出来るのは、アメリカの軍事力があるからだ。多少の誇張はあるけど日本の報道が偏っている以上、バランスを取って読むのがよいと思う。2012/08/10

きゃしー

2
イラクはアメリカに阻害されなければ日本と同じくらい発展できていたかもしれない、という衝撃のオープニングで始まる本書。アラブ統一や大国出現を阻止するためにアメリカが裏で動いていた。終わりなき民族紛争、領土問題はアメリカが書いたシナリオだったという真相が、物語仕立てのように引き込まれる文体で臨場感を持って読めました。文中に、日本はどうなのかと問いかけるシーンがあります。日本はたまたまアメリカの防衛戦略上、国力を奪われなかったけれど、平和に鈍感になることなく真実を知っていかなければならないと改めて思いました。2019/08/12

ryuetto

1
「イランとイラクってなんで戦争やってたんだっけ?」ってぐらい世界を知らないんで、少し勉強しようと思って読んでみました。それぞれの国の歴史をふまえつつ、わかりやすく解説してくれるんで、非常に読みやすいし、純粋に読み物として面白かったです。「シリアって何処だっけ? レバノンって何処だっけ? ヨルダンって何処だっけ?」と思いながら、いちいち最初に書かれている地図と照らし合わせながら読んでいたんで、時間がかかった。しかし、一応、全部読み終えたんで、少しは把握できたかな? 2003/02/07

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