光文社新書
三面記事で読むイタリア

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 293p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334031633
  • NDC分類 302.37
  • Cコード C0295

内容説明

ユーロ導入でキャッシュディスペンサーが空っぽ、いかさま呪術師に騙されるイタリア人、戻ってくる元イタリア王家、イタリアの歴史を変えた“NO”、シチリアの信じがたい汚職、イタリア女性は夫を殴る、イタリアのパラサイトシングル、賢い携帯電話の使い方、ここまで進んだ“独身さよならパーティ”、副業ブームが経済を動かす、コッリーナはこんなにすごい、断末魔のイタリアサッカー、世界中で作られるイタリア紛い商品、隆盛を極めるイタリアワイン、大ホテルがイタリアグルメを引っ張る、世界一の幼稚園、フェラーリの強さの秘密、イタリア発クローン…。矛盾の国、イタリアの魅力のすべて。

目次

第1章 世界一騙されやすいイタリア人(全国のキャッシュディスペンサーが空っぽ―イタリア、ユーロ狂想曲;世界一騙されやすい国民―イタリア詐欺事情 ほか)
第2章 殴って噛みつくイタリア女性(交通事故の主要原因は夫婦ゲンカ―変わるイタリア女性;三〇歳を過ぎてもすねかじり―イタリア的パラサイト事情 ほか)
第3章 こじ開けられたカテナチオ(コッリーナ―二〇〇二年のW杯で勝った、ただ一人のイタリア代表;華やかさの裏側で破綻の危機―イタリアサッカーはつまらない ほか)
第4章 世界が憧れる国イタリア(世界中で作られるイタリア紛い商品;黄金の年、九七年―わが世の春を謳歌するイタリアワイン ほか)
第5章 世界を震撼させる国イタリア(破滅か、それとも福音か―世界初、クローン人間誕生;よい子は薬でつくられる―ADHDの特効薬“RITALIN”(リタリン) ほか)

著者等紹介

内田洋子[ウチダヨウコ]
1959年神戸市生まれ。株式会社ウーノアソシエイツ代表。東京外国語大学イタリア語学科卒業。イタリアの全国日刊紙「ラ・スタンパ」アジア支局勤務後、通信社ウーノアソシエイツを設立。主にヨーロッパの報道機関、記者、カメラマンをネットワーク化して、ニュース・写真を配信

ピエールサンティ,シルヴィオ[ピエールサンティ,シルヴィオ][Piersanti,Silvio]
1935年ローマ生まれ。イタルメディア代表。ローマサンタチェチリア音楽院ピアノ・作曲科卒業。音楽評論家として報道活動開始。AP通信社で写真部部長として20年余勤務。’80年にイタリア大統領賞受賞。ドイツ、アメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア、日本のテレビを含む報道機関の特派員として活動後、ローマに通信社イタルメディアを創設
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

313
2002年のものなので、もう15年も前といささか古いのだが、本書はイタリアの三面記事とはいっても、事件そのものではなく、それにまつわるイタリア人たちの悲喜こもごもを描くことに主眼があるので、さほどには古さを感じさせない。もっとも「イタリアやイタリア人を一般化するのは無意味である」と著者自身が言うように、まさに一般化されないところにこそイタリアの魅力と魔力があるのだろう。マフィアとフェラーリが同居するのがイタリア。なにしろ、かのゲーテだってイタリアを「秘密の愛人」と呼んでいるくらいなのだから。2017/01/30

Yasutaka Nishimoto

2
いわゆる三面記事を取り上げ、面白おかしく…と予想していたが、世界を支配し、また支配されてきたこの国の人々の行動がよく分かるような、文化と生活の様子で構成されている。2002年と古い本だが、イタリアのことが分かった気になってくる。2017/04/21

Hiroshi Horikami

2
古いが酸いも甘いもイタリアの本。イタリア行きたくなった。2013/07/07

noko

2
もっと軽く笑える話かと思いきや、意外に重いネタばかり。そして2002年なので微妙に情報が古い。帯に騙された感。マフィアの話がびっくりでした。どうせならイタリア旅行前に読めばよかったなあ。2010/10/25

rbyawa

2
少々不謹慎ながら面白い事件とかあるんだろうな、という下世話な期待はあったものの、そこに行き着くまでに(中盤にはぽちぽち)かつてレイプされた女性はその相手と結婚するのが当然であり、その「約束」を破棄したら近隣住人からも非難され引越しを余儀なくされ、けれど彼女の勇気がイタリアを変えたと言われているというのが現代の話で、しかしドライブ中にパートナーをつい殴ってしまうという記事も出てくる辺り。ああ、地位向上、したのかな。。。巻末は政治家とマフィアの生々しい話、抱腹絶倒(帯の煽り)、してる場合ではないような。2010/04/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/577645
  • ご注意事項

最近チェックした商品