光文社新書<br> 僕はガンと共に生きるために医者になった―肺癌医師のホームページ

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光文社新書
僕はガンと共に生きるために医者になった―肺癌医師のホームページ

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  • サイズ 新書判/ページ数 226p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334031572
  • NDC分類 493.38
  • Cコード C0295

内容説明

患者の立場から冷静に深く綴られた「一級のノンフィクション」。

目次

1月 今日から私も患者です
2月 さすがは我が父
3月 HPを作ってよかった
4月 幸せな時間
5月 QOLを最優先
6月 息子とのキャッチボール
7月 再入院
8月 四十二歳の誕生日
9月 最後の運動会
10月 至福の十分間
11月 覚悟する時
もし、私の告別式であいさつできるなら…

著者等紹介

稲月明[イナツキアキラ]
1959年愛媛県生まれ。五十崎町立天神小学校、同町立五十崎中学校、県立大洲高校、岡山大学医学部卒。愛媛大学医学部第一内科に入局、主に白血病などの血液疾患の診療を研修。宇和島社会保険病院勤務後、愛媛大学医学部で感染免疫学の研究に従事。面河診療所を経て、喜多医師会病院に赴任、消化器を中心に内科一般を診察。医学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

14
命は尊い。2021/01/28

にいにい

2
医師という立場からなのか、稲月さんの人柄からなのか、とても冷静に淡々と闘病の日々が綴られています。医療の現場や癌についての情報、医療を中心とした様々な社会問題に対する想いも率直に書かれていました。空の上から今の世の中や家族をどんな気持ちで眺めておられるんだろうと思いました。2011/10/16

Junya Nakazawa!!

1
著者は『医師』としてたくさんの病気、 とりわけ癌には並々ならぬ気持ちを持って患者と向き合ってきた。 そんな自分が肺癌にかかる。 『今日から私も患者です。』 事故で亡くなるより、インフォームドコンセントで余命を楽に過ごせるという持論のもと始まる苦しい闘病生活。 一人の患者としての心理と一人の医師としての心理が交錯するなかで、確実に忍び寄る『死』の恐怖や愛する家族への不安。 ホームページを開設する目標を持ち、 達成した直後に『その時』が来てしまう。 患者、医師、夫、父親。様々な視点から『癌』を描いた新書。2012/10/04

あおっき~

0
母が今、肺がん闘病中。ずっと共存維持に使って来た抗がん剤が効かなくなって来たようで、次のセカンドラインの選択を迫られている深刻と言っていい状況。近い将来、家族として経験するであろう事から、目を背けず、共に闘う為の参考にするために読んだ。限られた時間を冷静に生き抜いた医師の言葉がズンと響いて来た。医師目線からの健康保険制度の問題提起がされたコラムなども考えさせられた。著者は既に逝去されているが、今も、著者のHPが残されていて、患者や家族の拠り所として生きている。2016/09/23

raimu

0
冷静に淡々と事実が綴られているからこそ胸に迫ってくるものがある。闘病の記録の他に医師としての立場から「告知に関して」「代替医療に関して」「見舞いの心得」なども書かれていてとても参考になった。2013/06/10

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