内容説明
記憶を喪った宮田雷四郎は、行者峠で地蔵の供物を掠めて生きていた。だが、魔人と恐れられた彼は、何百人もの追跡隊に追われる羽目に陥った。途方に暮れた雷四郎は峠を下るが、途中、“ひさこ”という人妻を拐取してきた二人のヤクザに遭遇する。全裸で木に縛られながら凌辱を受け、性交奴隷と化した緋沙子、緋沙子を救出した雷四郎は、逃げ出した彼女の白い尻を想い描いて町を彷徨った。町中で組紐の宗家・里原真砂の車に跳ねられた雷四郎は、そのまま真砂の下僕となるが…。妖女軍団の長・紫と真砂との死闘に巻き込まれる。雷四郎危うし!大好評“幻戯”シリーズ第3弾。長編ハード・バイオレンス小説会心作。
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