内容説明
仲よし三人組の看護婦、山形久江、野々村和子、有坂千寿がヨーロッパ旅行に出かけた。ローレライの岩で有名なライン下りの船中で、心臓発作を起こした日本人の初老の紳士を助けた。お返しにとチェスの駒がついたキーホルダーをもらったが、お礼を言おうと下船時に捜したが見当たらなかった。日本へ帰り、その紳士が、ヨーロッパで行方不明になったと大騒ぎされている西洋史の権威T大教授であることを知り、研究室へ連絡した。助手が病院へ飛んできたが、その彼はなんと待合室で何者かに殺された…。驚くべき事件の背景、青春真っただ中の看護婦トリオが、事件に巻きこまれて、大活躍。著者お得意の青春ミステリー会心作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
10
仲の良い看護婦三人組、山形久江、野々村和子、有坂千寿は休暇を取って念願のヨーロッパ旅行に出かけた。ローレライの伝説で有名なライン河の遊覧を楽しんでいた3人は船中で、心臓発作を起こしかけた日本人の初老の紳士を助けた。紳士はお礼にとチェスの駒をかたどったキーホルダーを千寿に渡したが下船の時にはなぜか彼の姿は見当たらなかった。1991/01/06
二分五厘
1
1992.11.191992/11/19
七香
0
ヒロインが普通に二股してる…?と思っていたらまさかのラスト。あのラストの展開はほしかったのかちょっと疑問。2010/12/12
鈴と空
0
2006年以前