内容説明
警視庁捜査1課内に新設された特殊捜査班の小月警視の電話が鳴った。新宿のビル工事現場で夜警を殺し、ダイナマイトを奪って犯人は逃走中という。犯人は、なんと新宿署の留置場から脱走した男だった!厳重な緊急配備にもかかわらず、男は逃走を続け、こともあろうに、新宿署へ「女を誘〓した。帰してほしいなら、1億円を成田空港まで持って来い」と電話してきた。「警察の面子にかけて、絶対、特殊捜査班の手で解決しなければならない」―小月警視は燃えた!スピーディな展開と巧妙なトリック!警察小説の第1人者が放つ、大好評“捜査官シリーズ”書下ろし第10弾!