内容説明
1985年9月のプラザ合意に始まった「円高・ドル安」は、ほぼ3年間にわたって続いている。韓国、台湾などNIESは、この好機を機敏にとらえて、欧米市場で日本製品に代替する形で輸出を伸ばし、高度成長を達成した。一方、日本はNIESなどへの直接投資を増やし、また“垂直分業”に加えて、“水平分業”も増やしてきている。本書は、世界経済のなかで重要になってきているNIESの経済と社会を多角的にとらえ、日本経済との関連を豊富な図説で解説している。
目次
1章 90年代の「NIES」経済地図
2章 韓国―日本にどこまで迫るのか
3章 台湾―韓国との経済力比較
4章―「香港ドル」経済圏
5章 シンガポール―「リー国家株式会社」の実像
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