内容説明
数百万人もの同胞を虐殺した「人類の公敵」、カンボジアのポルポト一派を臆面もなく支えているのは中国である。なにしろ、中国には食人文化があり、人肉そのものを食べる「食人」と、自己中心・尊大の中華思想に見る「人を喰う」という、二つの側面をもつ。中国食人史を知り、日本人と中国人の民族的、文化的な本質の違いを知ることは、中国を観念的にではなく、より現実的にとらえるための一助となろう。
目次
中国食人史(「国家は、人が人を食う歴史社会」;「人肉市場」と「食用人肉」生産工場の出現)
『東方見聞録』と『狂人日記』―日本人は、なぜ表層的な読み方なのか
中国の「皇帝制」と日本の「天皇制」―中国人と日本人の精神構造は、なぜ正反対なのか
中国人と日本人―日本は、なぜ中国の「論理」にふり回されるか