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彼岸花はきつねのかんざし (新版)

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  • サイズ B5判/ページ数 180p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784333029426
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

「こんど、また遊んでね」
「こんども、こんども、また、こんどもね」
也子が出会った、ふわふわのしっぽの小さなきつね。
あしたも、きっときつねを探しに行こう。
そう思っていたのに――。

戦時下の広島でくらす、小学4年生の也子。
子ぎつねと次第に仲よくなっていく
つつましくも穏やかな日々が、
一発の爆弾によって、突然奪われます。

あたりまえの暮らしが奪われることこそが、非戦闘員までも巻きこむ戦争の恐ろしさであり、悲しみなのです。~あとがきより~

教科書に採用された『たずねびと』の著者による、新しい戦争児童文学の原点。
日本児童文芸家協会賞、赤い鳥さし絵賞受賞作品。

※本書は2008年に発行された『彼岸花はきつねのかんざし』(Gakken)の新版です。新版の刊行にあたり、全編を通して表記を改め、表現の一部を加筆修正しました。

■編集者コメント
著者は被爆二世であり、「今を生きる子どもたちにいかに戦争体験を分かち合うか」という困難なテーマに真摯に取り組んで来られました。2020年から教科書(小学五年生国語/光村図書)に『たずねびと』が掲載されていますが、2008年に発刊された本書は、著者がそうした「新しい戦争児童文学」として最初に書いた作品であり、原点とも言えます。戦後八十年という節目に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。


【目次】

序章   春の日
第一章  竹やぶ
第二章  子ぎつね
第三章  おきつねさんとおねずみさん
第四章  おしろいばなの首飾り
第五章  きつねの嫁入りを見た話
第六章  かみきりきつね
第七章  きつね、出ろ
第八章  ひめじょおんの森
第九章  満点の星
第十章  ピカドン
第十一章 おきつねさん
終章   白い彼岸花
あとがき
新装版へのあとがき

内容説明

「こんど、また遊んでね」「こんども、こんども、また、こんどもね」也子が出会った、ふわふわのしっぽの小さなきつね。あしたも、きっときつねを探しに行こう。そう思っていたのに―。第33回日本児童文芸家協会賞受賞作品。第23回赤い鳥さしえ賞受賞作品。戦後80年を機に待望の復刊。戦争は、おだやかな日常を一瞬で奪う。被爆2世の作家・朽木祥がヒロシマを描いた最初の作品。「新版へのあとがき」を追加。全編を通して表記を改め、表現の一部を加筆修正。小学校3年生から。

著者等紹介

朽木祥[クツキショウ]
広島市出身。被爆2世。デビュー作『かはたれ』(福音館書店)で児童文芸新人賞、日本児童文学者協会新人賞ほか受賞。『彼岸花はきつねのかんざし』(Gakken)で日本日本児童文芸家協会賞、『風の靴』(講談社)で産経児童出版文化賞、『光のうつしえ』(講談社)で小学館児童出版文化賞ほか受賞。『あひるの手紙』(佼成出版社)で日本児童文学者協会賞受賞

ささめやゆき[ササメヤユキ]
東京都出身。1985年、ベルギー・ドメルホフ国際版画コンクールで銀賞。『ガドルフの百合』(偕成社)で小学館絵画賞、『真幸くあらば』で講談社出版文化賞さしえ賞、『あしたうちにねこがくるの』(共に講談社)で日本絵本賞、『彼岸花はきつねのかんざし』(Gakken)で赤い鳥さしえ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kyoko

2
戦時下の広島の田舎でのはなし。 子ぎつねに出会い、一緒に遊ぶ・・・ほんわか優しい物語だったのに戦争が・・・。戦後80年なんだな・・・。2025/08/03

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