出版社内容情報
主人公は一人っ子の女の子。他の子のお姉ちゃんが妹にお花を摘んであげたり、絵本を読んであげたりする姿を見ては「おねえちゃんて いいなぁ……」という気持ちを募らせていきます。そんな気持ちが膨れ上がった頃、お母さんにある“お願い”をするのですが……。母子の幸せな言葉のやり取りを描いた『おかあしゃん。はぁい。』の続編となる本作で描かれるのは、おねえちゃんに憧れる少女の心の揺らぎと成長。何度も繰り返される「いいなあ」という憧れの言葉がいつしか別の意味に変わるとき、家族の新しい時間が動きはじめます。
内容説明
おねえちゃんがほしいなぁ。そんな女の子が見つけた幸せな答えとは…?大好評『おかあしゃん。はぁい。』に待望の続編が登場!
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
徳島県生まれ。児童文学作家。『おこだでませんように』(小学館)でJBBY賞バリアフリー部門受賞、『ともだちやもんな、ぼくら』(えほんの杜)でようちえん絵本大賞受賞。200作品を超える著作は海外でも広く読まれている
岡田千晶[オカダチアキ]
大阪府生まれ。絵本作家・イラストレーター。ボローニャ国際絵本原画展2010入選。『ひだまり』(林木林・文/光村教育図書)で産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
21
SNSご紹介で、岡田千晶さんの優しい絵が気になっていたところ、遠い方の新着棚で。おはなしは、くすのきさんだったんだ。文章はぐっと少なく、「いいなぁ」「おねえちゃんて いいなぁ」がほとんど。姉と遊ぶ子を見て、うらやましくなる女の子。とうとう、こんなことを言い出して……。他の方の感想で「おかあしゃん。はあい。」の続編と知った。なるほど! あの作品も、言葉はぐっと抑えてあった。絵がいろいろなことを語ってくれる。まさに絵本だな。兄姉にも、弟妹にも喜ばれるだろうが、ひとりっこの子には、どうかなあ。2024/02/12
ほんわか・かめ
15
お!っというフレーズに、あぁ『おかあしゃん。はぁい。』の女の子か!と思い至りました。お姉ちゃんっていいなぁと羨ましがる女の子。優しいお姉ちゃん像がたくさん描かれています。そしてその意味が変化する時の喜びに、こちらまで幸せを感じることができます。最低限の文章でここまで心情を表せるのは絵の力。大人の本じゃこうは行きませんよね。何やかやとこねくり回した表現で説明しちゃう。絵本ってやっぱりすごいですね。〈2024/佼成出版社〉2024/02/29
ねこ
2
岡田千晶さんの絵が語る、語るー。2024/12/22
たくさん
2
おかあしゃんはあいの続編ですと。おねえちゃんいいなあのなにがいいなあなのかぼやけてるなあとおもうけれど、お姉さんという概念としっかり向き合っている優しい子供がいるなあっていうのがいいな。 2024/02/24
yuzu
1
3.52024/11/29