坐らぬ禅

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坐らぬ禅

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784333028979
  • NDC分類 188.8
  • Cコード C0015

出版社内容情報

没後仕事場からみつかった「絶筆」作品。本書は「禅の世界へ案内するガイド・ブック(案内書)。禅の世界への案内書は、むしろ禅の世界の住人が書いたものより、わたしのような禅の素人が書いたもののほうが分かりやすく、役に立つと思います」といったスタンスで展開する。
 高みから講釈する「禅の達人」ではない「禅の素人」の筆者が遺した「禅は、馬鹿になるな! 阿呆になれ! と教えています」というメッセージに学びたい。「第Ⅱ部 禅僧列伝」における、語録・著作の真髄を?み砕いての訳と解説は読みごたえあり、「ひろ流高僧伝」と言えよう。

内容説明

わたしは、わざわざ禅寺に行って坐禅をしなくとも、サラリーマンが日常の勤務の中で、通勤電車の中で、ベッドの上で、気軽に学べる禅―坐らぬ禅を考えています。読者は禅の考え方、禅の教え、禅の示唆するところを学び、それを日常生活に活かしてください。本書はそのためのものです。(本文「まえがき」より)

目次

第1部 禅仏教とは何か?(阿呆vs.馬鹿;雨受けに笊;三度の遣い ほか)
第2部 禅僧列伝(釈尊;菩提達磨;慧可 ほか)
第3部 終りと始め(死にともない;始めはいま、ここで;方便の意味)

著者等紹介

ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年(昭和11年)、大阪市に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。1965年から二十年間、気象大学校教授をつとめる。退職後、仏教をはじめとする宗教の解説書から、仏教的な生き方を綴るエッセイまで幅広く執筆するとともに、全国各地で講演活動をおこなう。厖大かつ多様で難解な仏教の教えを、逆説やユーモアを駆使して表現される筆致や語り口は、年齢・性別を超えて好評を博する。2022年(令和4年)、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

禿童子

30
2022年つまり去年に著者は逝去しているので、本書は死後出版、しかも発見された原稿による本なので「死後書き下ろし」という珍しいもの。ひろさちやの提唱することは「馬鹿になるな、阿呆になれ」で一貫している。禅僧の列伝の趣きがある。なかでも盤珪和尚に私淑しているのが面白い。恵心僧都の幼い頃に、川で食器を洗う僧侶に「その水汚いよ。他の場所で洗えば」と言い、僧侶が「不垢不浄、汚い物などない」と説教するのに対して、「ならばなぜ洗っているの」と返して僧侶が詰まるのが、個人的に受けるエピソード。2023/09/19

アルカリオン

9
読みながら得た/再認識したインスピレーション▼すべては他との関係性から生ずる。自分だけが電話を持っていても電話は存在しないに等しい▼絶対に正しい考え方など存在しない(⇒諸法無我)。「仏に会っては仏を殺す」もこの趣旨▼キリスト教による絶対的権威が喪失した世界(≒現代)について思考したニーチェと仏教の相似▼逸話に出てくる「悟った」は「膝を打った」「納得した」ぐらいのカジュアルな意味ではないのか。2024/10/07

ぎゅう

2
様々な宗教や哲学があるけれども行き着くところは結局同じ答えなんじゃないかと思う時がある。禅の考え方の、一部は理解できたような理解できないような。猫を斬り捨てる和尚の話など屁理屈じゃない?と思う。けれども共感、学べることも多くあった。その中で特に共感できたのはこの3つ。善悪は人間の物差しで、宇宙には善も悪もない、それぞれがただ或る。目的地、終着点はなく、常に始まりしかない。即今、当処、自己(私は今ここから始める)。世界には常に今しかない。楽しい時は楽しみ、悲しい時はしっかり悲しむ。今を生きる。日々是好日。2025/03/23

ハル

2
禅って何だ。悟りって何が分かることなのか。分かりそうで分からない。でも、念仏を唱えれば誰でも救われる、という教えより遥かに興味を惹かれる。寛容さを感じる所為か。外的な要素を取り払った真の「わたし」とか、そのおおもとにあるものを知ろうとするような、体裁で着膨れた心を一枚ずつ剥いでゆくイメージ。自分が本心と信じているものはまだ違う。自分を騙そうとする働きに対峙しなければ見えては来ないありのままの心。人が生きるとは心と共にあること。迷いの無い心で世界との繋がりを考えること。そういうのが禅なのかなとぼんやり思う。2024/06/20

シュウヘイ

2
ひろさちやさん、亡くなったそうです 2022年4月 この作品は遺稿になります 禅について専門家でないひろさんのガイド本という立ち位置の作品 禅は仏教の一部門の括りで良いのかは難しい問題2023/06/28

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