出版社内容情報
道元(1200-1253)の思想的全体像を知るためには、その主著『正法眼蔵』とともに説法や法話を集めた語録『永平広録』の読解が不可欠である。本書(上下2巻)は『永平広録』の原漢文(白文。底本は門鶴本=祖山本)・現代語訳文・訳注からなり、下巻は巻第5から巻第8(小参)までを収載する。巻末に道元年譜・人名索引・道元関連禅宗法系図を付す。
内容説明
約800年前、次代を担う修行僧に向けて、道元禅師が全身全霊をかけて行なった説法の記録。―いま、真の仏道を歩むために、正伝の仏法(正法)を学ぶ。
目次
道元和尚広録第五―永平禅寺語録
道元和尚広録第六―永平禅寺語録
道元和尚広録第七―永平禅寺語録
道元和尚広録第八―越州永平禅寺玄和尚小参
著者等紹介
木村清孝[キムラキヨタカ]
1940年(昭和15年)、熊本県に生まれる。東京教育大学文学部哲学科倫理学専攻卒業、東京大学大学院人文科学研究科印度哲学専門課程博士課程単位取得退学。文学博士(東京大学)。専攻は中国華厳思想、東アジア仏教思想。四天王寺女子大学教授、東京大学教授、国際仏教学大学院大学教授および学長、鶴見大学教授および学長などを経て、東京大学名誉教授、仏教伝道協会会長、曹洞宗大本山總持寺顧問、函館少年刑務所教誨師、曹洞宗龍宝寺(北海道函館市)東堂を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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