出版社内容情報
「ZEN問答」とは、禅宗の禅問答を日常化した問答マニュアル。よりゆたかな心に、ピンチを乗り越えるための自問自答のプログラムです。龍澤寺僧堂に入門してから日々作務と老師から与えられる禅問答(公案)に、戸惑いと不安がいりみだれる。一人前の僧侶となるには、こんなに気遣いが必要で体力が消耗してゆくのか…「犬に仏性があるのか」「雨の音を聞け」「蚊にさされない方法とは」などなど。老師からのユニークな問題に若き禅僧の脳みそは「?」だらけに。臨済宗独特の修行…公案の意味と実際を、ずっこけながらも奮闘した雲水時代に重ね、クイズもまじえユーモラスに描き出し、コロナ禍で疲れた心と身体を調節するための指南書をめざします。
内容説明
「ZEN問答」とは、禅宗の禅問答を日常化した問答マニュアル!ピンチを乗り越え、よりゆたかな心になるための自問自答のプログラムです。禅問答(公案)の意味と実際を、奮闘した雲水時代に重ね、ドリルやクイズをまじえ楽しく描く。心と身体を調節するための指南書。
目次
第1章 「ZEN問答」を解くための7つのプロセス(禅問答とは計算ドリルのようなもの;「ZEN問答」を解く7つのプロセス ほか)
第2章 「止まる」と本来の世界に気づく(身体と心を止める呼吸法;身体と心を止めると聞こえる音 ほか)
第3章 「ないもの」を見る・聞く・感じる(「ないこと」は大切なこと;目に見えない性根玉を磨く ほか)
第4章 「捨てる」と世界は広くなる(捨てたいものを教えてください;魚の絵を描いてみる ほか)
第5章 「問い」と「答え」は「気づく」と目の前にある(三途の川を渡る船賃六文銭は誰に渡すのか;「答え」をだし続ける「ZEN問答パート2」 ほか)
著者等紹介
村越英裕[ムラコシエイユウ]
臨済宗妙心寺派・龍雲寺住職、同派布教師。1957年静岡県沼津市生まれ。二松学舎大学大学院修士課程修了。龍澤寺僧堂に入門。中川宋淵老師・鈴木宗忠老師(ともに故人)に師事。「やさしく」「わかりやすく」「楽しく」をテーマに仏教全般、禅宗関係について執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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