内容説明
文学と革命、絶望と仏教信仰…プロレタリア文学作家から童話作家、禅門での出家、晩年は念仏信仰という特異な一生を作品と時代考証とともに描く本格評伝。
目次
第1部 「作家」への道(労働文学作家の誕生;作家への道;作家宮嶋資夫;童話作家宮嶋資夫―「自己救済」としての童話)
第2部 「仏門」生活(「仏門」に入りて;ベストセラー『禅に生くる』の秘密;「禅」への懐疑か?―『坐禅への道』・『勇猛禅の鈴木正三』;「真宗」に帰す)
著者等紹介
黒古一夫[クロコカズオ]
1945年12月、群馬県に生まれる。群馬大学教育学部卒業。法政大学大学院で、小田切秀雄に師事。1979年、修士論文を書き直した『北村透谷論』(冬樹社)を刊行、批評家の仕事を始める。文芸評論家、筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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