内容説明
不都合な時代も社会も知ったこっちゃない。智慧と慈悲で今を生きろ!活かす仏教、6徳目48考―。
目次
第1章 本心を知らにゃ始まらん
第2章 とりあえず(簡単な)ルールを覚えとく
第3章 スルーできりゃ、たいしたもんよ
第4章 「仕方がない」からやってみる
第5章 たまにはカラッポになってみな
第6章 諦め(諦らかにす)るのも悪くない
著者等紹介
名取芳彦[ナトリホウゲン]
元結不動密蔵院住職。1958年、東京都江戸川区生まれ。大正大学卒業後、英語教師を経て元結不動密蔵院(江戸川区鹿骨)住職に。「参加するお寺」「身近に感じられる仏教」をモットーに、ご詠歌や写仏、コンサートや浪曲などを開催し、幅広い世代に仏教と親しむ機会を提供。真言宗豊山派布教研究所所長。真言宗豊山派布教誌『光明』編集委員。豊山流大師講(ご詠歌)詠匠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ただぞぅ
9
関取と相撲を取っても負けるだけ。またピアニストからステージ上で演奏を勧めれても断るはず。ケンカは所詮相手は相手の立場で言っている。つい勢いに任せて相手の土俵に上がれば打ちのめされるのは明らかだ。相手と立っている土俵が違うと理解すれば侮辱されても少しは気が収まるはず。仏教の六波羅蜜を基に穏やかに日々を過ごす考え方が紹介された一冊。受け取り手のない荷物は送り主の元に戻るように誹謗や中傷を受けても受け取らなければ相手の元へ。本当の忍辱は黙って耐え忍ぶことだが中々難しい。だが置かれた境遇をわきまえることは可能だ。2025/01/16
ひめぴょん
7
この和尚さんは赤裸々に自分の若い時の気持ちも書かれています。「そういう気持ち分かる!」と共感できる部分も多かったです。怒りの感情がまったく湧かないようにするのは不可能。「都合通りにならないこと」が怒りの原因。怒りを少なくするのに最も効果的な方法は「許容する」こと。身勝手な思い込み(執着)から離れれば、心は穏やかになれる。そのための教えが、布施(条件付けしないで、見返りを求めないで何かをすること)。ただし、心に余裕がないとなかなかできない。損得勘定を背景に自分優先になる人は他人から信用されない。人を批判する2022/06/02
yw_revolution
3
こだわりや「べき」を手放すことで、人の心は自由になれる。その技術を身に付けるための習慣づけに挑んでいきたい。 ただ、自分の心を自由にしても「世間がそれを許すかな」という不安は残る。霞を主食にはできないから、収入という許諾を社会から勝ち取る必要があるよね2023/07/20
happy3939
1
なかなか面白い。ブッダのことがさらに好きななり、探求したくなった2021/11/23