内容説明
筆者が愛してやまない日本仏教=大乗物教が危うい。今こそ正しい大乗仏教理解と学びが必要…日本仏教の復権と再構築のためには、インド仏教の成立と展開に目を向ける必要がある。そんな想いから綴った渾身の書!
目次
序章 仏教思想史の可能性(歴史とは「対話」である;わたしの書きたい思想史 ほか)
第1章 根本仏教の思想構造(釈尊の説かれたもの;「宗教」と「無宗教」のあいだ ほか)
第2章 釈尊の死をめぐる問題(釈尊の教えの固定化;虚実のデーヴァダッタ ほか)
第3章 原初教団から部派教団へ(在家信者の総退場;小々戒は捨てるべきか ほか)
第4章 大乗仏教の必然性(方便の思想と菩薩の精神;仏塔信仰と見仏体験 ほか)
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年(昭和11年)大阪市に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。1965年から二十年間、気象大学校教授をつとめる。退職後、仏教をはじめとする宗教の解説書から、仏教的な生き方を綴るエッセイまで幅広く執筆するとともに、全国各地で講演活動を行っている。厖大かつ多様で難解な仏教の教えを、逆説やユーモアを駆使して表現される筆致や語り口は、年齢・性別を超えて好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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https://claude.ai/public/artifacts/b098feb5-9633-4ae3-b3be-8167e13a53282025/06/19
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仏教思想史の可能性:歴史=対話 思想史 大乗は仏教でないのか 根本仏教の思想構造:釈尊の説かれたもの 宗教と無宗教のあいだ 事物の相互依存関係 縁起と四諦 苦悩の病理学 釈尊の死をめくる問題:釈尊の教えの固定化 虚偽のデーヴァダッタ 仏道教から成仏教へ 原初教団から部派教団へ:在家信者の総退出 小々戒 保守派と進歩派の分裂 頻繁な数学の展開 仏教→仏教学 釈尊から離れた小乗仏教 大乗仏教の必然性:方便の思想と菩薩の精神 仏塔信仰と見仏体験 廻向・新しい仏教の原理 仏塔の私物化をめぐって2020/12/26
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