内容説明
わすれないよ、お父ちゃん…亡き人を偲ぶ心を描いた絵本。
著者等紹介
計良ふき子[ケラフキコ]
新潟県佐渡生まれ。34年間、東京都で小学校に勤める。ミャンマーの花に魅せられ、現在ミャンマーと東京を行き来している。日本児童文学者協会会員、日本児童文芸家協会会員
飯野和好[イイノカズヨシ]
埼玉県秩父生まれ。『ねぎぼうずのあさたろうその1』(福音館書店)で小学館児童出版文化賞、「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞を受賞。絵本の読み語り講演で、全国を股旅姿で歩いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
104
ある日とつぜん、一家の大黒柱である父親を失った家族が、毎月、月命日にお坊さんに「つきごはん」を振る舞いながら、父親の死を受け入れ、地域の家族と力をあわせて生き抜いていくお話。「ちわこのよそったごはんが、いちばんうまい」と言っていた父親を思い浮かべながら「つきごはん」をよそう、ちわこがけなげ。2015/03/22
みゃーこ
57
絵も話もぐっときた。おとうちゃああん(>_<)2013/11/11
はる
46
昭和30年代の佐渡島。幼いちわこは農業を営むお父ちゃんが大好き。でもある日、お父ちゃんが突然……。少女の目線で描かれる死。昔ながらの葬儀やお弔いは哀しくもどこか温かい。仏様になったお父ちゃんを忘れないように。そして今生きることを大切に。飯野和好さんの素朴な絵が郷愁を誘います。2024/12/26
パフちゃん@かのん変更
44
これきっと実話でしょうね。涙なくしては読めません。子どもに読み聞かせるのは無理。泣いてしまって読めません。親の有難さがしみじみと感じられる本。ちわこ、おかあさんまで死ななくて良かったね。でも生まれてきた妹はお父さんの顔を知らずに育つんだ・・・。強く生きて行ってもらいたいと思いました。2014/02/02
月子
29
とてもしぶい絵本でした。お米が美味しそう◎2013/11/08