出版社内容情報
「韓国併合」 から100 年目にあたる2010 年、日本・中国・韓国等の識者がソウルに集まり、「東アジア平和共同体」 構築の可能性について議論された国際セミナーの記録。基調講演と、3つのセッションで発表された報告を整序し、翻訳、編集した一冊。
はじめに 眞田芳憲
第1章 過去の葛藤はいかに克服すべきか
第2章 東アジアの平和共同体の樹立と国際社会の役割
第3章 朝鮮半島の平和と東アジア共同体
参加者略歴
世界宗教者平和会議日本委員会[セカイシュウキョウシャヘイワカイギニホンイインカイ]
編集
眞田芳憲[サナダヨシアキ]
監修
内容説明
「日韓強制併合100年」を機に東アジア平和共同体構築の可能性を問い直す。日本・中国・韓国等の宗教界・学界・政界・市民運動団体、国際機関からの識者34名による提言。
目次
基調講演 「東アジア平和共同体」の構築と国際社会の役割
第1セッション 過去の葛藤はいかに克服すべきか(歴史を鏡に、平和を愛し、ともに未来を切り開こう;東アジア各国の二重国籍の歴史から見る衝突から緩和;東アジアにおける過去の紛争をどう克服すべきか ほか)
第2セッション 東アジアの平和共同体の構築と国際社会の役割(東アジア平和共同体の建設と国際社会の役割;東アジアの共同体の構築と国際機関の役割;東アジア共同体の樹立と国際社会の役割 ほか)
第3セッション 朝鮮半島の平和と東アジア共同体(朝鮮半島の平和と東アジア共同体の建設;平和を実現する人たちは幸いである;朝鮮半島の平和と東アジア共同体 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
2
世界宗教者会議ICRPは立正佼正会庭野日敬の肝煎りによって1969年設立されたが、現在は立正佼正会は主要メンバーではないらしい。2010年南朝鮮ソウルで行われた第9回世界宗教者平和会議の模様を伝える。朝鮮人が多く漢字名も在日かも知れない、中国人も数人、すべて「日本が悪い」半島分断状況さえ「植民地支配に基因する」「平和憲法を遵守し米国との軍事同盟を解消すべきだ」。唯一米国人のクリス・ライスは大虐殺十年後ルワンダの住民ほとんどが加害者の村を訪れた話「希望の種はいつもあるがあなたの期待する形でないかも知れない」2014/06/07