内容説明
法学者であり、法華経を信仰する仏教徒である著者が死刑制度の問題に向き合い、人が人に罪を問い罰を科すことの意味を問う。
目次
はじめに―法華経の信仰に生きる一法学徒の覚書
第1章 罪と罰と裁き
第2章 現代のカンダタの棲む刑務所
第3章 死刑囚の心の内にあるもの
第4章 仏伝に見る凶悪犯罪者の罪と罰
第5章 仏教の戒律に見る罪と罰
第6章 赦しと和解
第7章 共生時代に生きる仏教と死刑
第8章 死刑が廃されても、犯罪なき世の中が
著者等紹介
眞田芳憲[サナダヨシアキ]
1937年、新潟県生まれ。中央大学法学部卒業。同大学院法学研究科博士課程修了。中央大学法学部教授、法学部長を経て、中央大学名誉教授、中華人民共和国政法大学比較法研究所客員教授等。専攻はローマ法、比較法学、イスラーム法、法倫理学。日本比較法研究所所長、法文化学会理事長、地域文化学会理事長等を歴任するとともに、立正佼成会評議員、庭野平和財団理事、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会評議員ならびに同平和研究所所長、芳〓(じゅ)女学院情報国際専門学校校長等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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