内容説明
元おまわりさんの有城覚さんは、交番に持ちこまれた動物を保護し、世話をしている。虐待され、きずつき、すてられた小さな命たち。その数、現在150匹。有城さんはボランティアで移動動物園を開き、動物とふれあってもらうことで、子どもたちに命の大切さをうったえ続けている。小学校中学年から。
目次
第1章 助けて、おまわりさん!
第2章 お医者さんになれるかな
第3章 トンビの赤ちゃんはキューピッド
第4章 わが家は動物園
第5章 初めての「110番動物園」
第6章 動物たちとの出会いと別れ
第7章 ずっと二人で「110番動物園」
著者等紹介
今関信子[イマゼキノブコ]
1942年、東京に生まれる。幼稚園教員を経て、創作活動に入る。現在は、児童文学とともに、子どもの遊び、文化、生活に広く関心を持ちながら活動している。日本児童文学者協会会員
関口シュン[セキグチシュン]
1957年、東京に生まれる。漫画家の故永島慎二氏に師事し、22歳でプロデビュー。漫画制作のほか、児童書や実用書など活躍は多岐に渡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かいと
3
警察官なのに動物をたくさん飼っていてびっくりした。(150匹ぐらい)有城さんがシチズン・オブ・ザ・イヤー(市民に感動をあたえ、市民社会の発展や幸せ・魅力づくりに貢献した市民を選び毎年顕彰する制度)に選ばれたのですごいと思った。2014/11/07
雨巫女
2
捨てられた動物達の命を守り、そんな動物達を増やさないために努力した警察官と家族の話。なかなか出来ないけど…。もっと良い話は皆に知って欲しい。2009/10/23
読書国の仮住まい
0
滋賀県近江八幡市永源寺町にある110番動物園。 有城覚、繁子さん夫婦が作った場所。 なぜこの名前なのかというと、有城さんが元京都府警の警察官だったから。 有城さんが新人の交番勤務の時、キジバトのヒナを救えなかったことがきっかけ。 そこから非番の日に京都市動物園に通い、動物の助け方を学んでいく。 人間は命が危ない時や困った時は110番できるけど、動物はそれができない。 そんな動物たちの動物園。 シチズンオブザイヤーも受賞するが奥様のアルツハイマー発症から、残念ながら閉園されてしまった模様。 お疲れ様でした。2025/05/20