内容説明
沖縄美ら海水族館のイルカ「フジ」は、原因不明の病気で、尾びれの75パーセントを失った。フジをふたたび泳がせるために、多くの人びとが集まって、力をあわせた、『人工尾びれプロジェクト』。フジの命のともしびは、その日から強くかがやきはじめた―。
目次
第1章 フジの病気
第2章 動かなくなったフジ
第3章 「この子を助けたい」
第4章 世界初のチャレンジ
第5章 人工尾びれ第一号
第6章 イルカたちよ、ありがとう
第7章 こわれて、そしてまたつくって
第8章 もっと高くジャンプしたい
第9章 生まれ変わったフジ
著者等紹介
真鍋和子[マナベカズコ]
1947年東京生まれ。図書館司書、中・高教員を経て執筆活動を続ける。ノンフィクション、歴史文学の著作が多く、“人と自然の共生”をテーマに、沖縄ほか全国を取材している。作品に『シマが基地になった日―沖縄・伊江島二度めの戦争』(産経児童出版文化賞受賞)などがある。日本児童文学者協会会員、日本児童文芸家協会会員、日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はむちゃん
8
フジが泳いだり、ジャンプ出来るようになったのでよかったです。フジの人工尾びれを作った人の頑張る姿に感動しました。2015/02/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
イルカのフジは、病気で尾びれの75%を失い泳げなくなりました。そこで人工的に尾びれを製作し、再び泳げるようにしたい、と集まった人々の努力の日々が書かれています。2018/10/03
かいと
3
「フジ」が人工尾びれで飛んだことがすごいとおもいました。 人工尾びれを作ったこともすごいと 思いました。2014/09/26
ともゑ
2
病気で尾ビレを失ってしまった美ら海水族館のイルカ、フジを救いたいと水族館の関係者はもちろん、ブリヂストン社員も日本のゴムメーカーとしてのプライドも賭けて立ち上がった人々のプロジェクトXめいた実話。人間も頑張ったけどフジも頑張った。みんなの力で完成まで辿り着けた。表紙の写真からも人工尾ビレの違和感の無さとフジが元気を取り戻したのが伝わってくる。2015/03/25
食いしん坊のっこ
0
ほぼルビ、図書室にて。2015/01/05