内容説明
森羅万象すべての物に宿る「グレート・スピリット」。人間本来の生き方を取り戻すために―。インディアン、アボリジニ、アイヌ…先住民の知恵を未来へとつなぐ。
目次
第1章 大地への畏敬(土地を所有するということ;アメリカ先住民と「白人」、その認識のへだたり ほか)
第2章 自然とのつながり(人間は自然の一部;日本の自然崇拝 ほか)
第3章 他者のために生きる(ギブ・アンド・テイクよりも、ギブ・アンド・ギブ;ギブ・アウェイ ほか)
第4章 万物と調和して生きる(いびつな円環;絶滅危惧種を救おうとする理由 ほか)
第5章 よりよく生きるために(誰が教育をするのか;大人が生きる手本を示す ほか)
著者等紹介
町田宗鳳[マチダソウホウ]
1950年、京都の俳人の家に生まれる。幼少のおり、キリスト教会に通う時期もあったが、ふとしたことから14歳で出家。以来20年間、京都の臨済宗大徳寺で修行。34歳のとき寺を離れ、渡米。のちハーバード大学神学部修士号およびペンシルバニア大学東洋学部で博士号取得。プリンストン大学東洋学部助教授、国立シンガポール大学日本研究学科准教授を経て、東京外国語大学教授。研究分野は、比較宗教学、比較文明論、生命倫理学。定期座談会「風の集い」や「寺子屋池上仏教講座」を東京で開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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