出版社内容情報
僕の弟はとってもらんぼうで困っちゃう。だけど…。お兄ちゃんのとまどいの気持ちを描く。読み聞かせにも最適な、温かなタッチの版画絵本。三歳から。
著者等紹介
いちかわけいこ[イチカワケイコ]
東京教育専門学校を卒業。保育園・養護施設に勤務後、嫁ぎ先で農業に携わる。自宅で家庭文庫を開くかたわら、友人と小学校や書店でお話し会を開催。この本だいすきの会会員。神奈川県在住
つるたようこ[ツルタヨウコ]
玉川大学染織科を卒業後、染織を中心に、版画、立体等、技法にとらわれず、自らの世界を表現している。東京都在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
27
生まれた弟が次第に暴れん坊になって、圧倒されているお兄ちゃんの気持ち、何だか身につまされるようによくわかります。おまけにお母さんをとられてしまうようなこともよくあるでしょう。でも、この絵本のお母さんは、しっかりお兄ちゃんの心を受けとめて、ユーモアたっぷりにフォローしてます。 きっと仲の良い兄弟になっていくのでしょうね。 微笑ましい絵本です。2020/12/09
emi*
16
今朝の、てれび絵本より。いたずらに泣かされる弟だけど、やっぱり大事な家族の一員。お母さんの対応がとっても上手。柔らかい線の版画絵でした。声は、藤田弓子さん。2013/07/09
まみ
11
小さな怪獣みたいに乱暴な弟におもちゃを壊されて泣くお兄ちゃん。ついつい「まだ小さいからわからないのよ」と言ってしまいそうですが、ここに出てくるお母さんは違う。いけない弟は押し入れに閉じこめちゃおうか?リボンをつけて妹にしちゃおうか?宅配便で送っちゃおうか?と次々提案。ふてくされていたお兄ちゃんは「だめだめ、押し入れなんて飛び出すよ」なんて次々却下していくうちに気持ちがほぐれて笑顔になっていき、最後には自ら優しい素敵な提案を。気持ちに余裕を持ってお兄ちゃんの優しさを引き出してあげるお母さん、見習いたいです。2010/03/30
ごへいもち
9
読友さんのご紹介本。こんな風にお兄ちゃんに寄り添ってあげられるお母さんが良いな2021/04/27
ゆー
5
"らんぼうもの"の弟を、毛糸でぐるぐる巻きにしたり、動物園の檻にいれたりしちゃう?…というお母さんがお兄ちゃんに寄り添っていてステキだなと思う。そんなお母さんの提案にお兄ちゃんの心もほぐれてきて少しずつ笑顔に。最後もいいなー。うちの子は「だめだめ!」のフレーズが気に入っていました。2歳6ヶ月。2016/09/02
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