出版社内容情報
何万、何億もの人々の批判に堪え、何百年もの世の変遷を超えて今に残る仏家の言葉を、悩み問題別に選定し、歴史的背景と思想的系譜を解説。インド仏教の理論性、中国仏教の実用性、日本仏教の情緒性の違いを味わいながら、仏教通史を学べる。
検索に便利な人名解説と名著リストも備えた、日々に役立つ画期の書!
目次
1 人 間
人/心/人生
2 世 間
自然/夫婦・家/国家・社会/歴史
3 学 問
真実/知恵
4 道 徳
感情/道徳
5 宗 教
修行・信仰/仏/各宗
付録
人名辞典
書目改題
仏家別名言
本書は『仏家名言辞典』(1971年12月 東京堂出版)を改題したものです。
内容説明
何万、何億もの人々の批判に堪え、何百年もの世の変遷を超えてもなお残る仏家のことばこそが、真の「名言」である!インド仏教の理論性、中国仏教の実用性、日本仏教の情緒性を味わいつつ、人々が向き合う問題別にことばを選定し、その歴史的背景と思想史的系譜を解説。仏教通史であり、手軽な仏教概論をも志した画期の書。便利な人名辞典付き。
目次
人間(人;心;人生)
世間(自然;夫婦・家;国家・社会;歴史)
学問(真実;知恵)
道徳(感情;道徳)
宗教(修行・信仰;仏;各宗)
著者等紹介
金岡秀友[カナオカシュウユウ]
1927‐2009年。東京大学文学部印度哲学科卒業。東洋大学名誉教授。仏教学者、真言宗僧侶。妙楽寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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空海: 心が仏であり、仏が心である・経験を通じた理解を重視。 道元: 身体を通じた学びを強調・実践による仏道の理解を重視 最澄: 仏教の社会的役割を重視し政治との関わりを示す 当時の社会問題に対し仏教の必要性を訴える 学問・知恵の重要性: 「世間智」と「出世間智」のバランスが重要 疑問を持つことが知の深化に繋がる 道徳・倫理の教え: 不妄語戒(真実を語ること) 菩薩の行動として他者への配慮が求められる 宗教的実践: 煩悩からの解放は阿弥陀仏の本願による 理論だけでなく、実践を通じた理解が不可欠2025/02/08