内容説明
老いと死は治らない。でも、心安らかにあの世に「送る」ことはできる。一人の臨床医がたどりついた完結医療。
目次
第1章 素晴らしい別れ(枕辺から見える死;いずれ別れるからこそ尊い出会い;死はすべてを押し流していく ほか)
第2章 「いい死に方」って確かにあります(「いっそ死んでしまいたい」;人間は死ぬのが下手やな;死に方は一人ひとり違う ほか)
第3章 「いい死」のためにどう生きるか(人の死は千差万別;生きたように死んでいく;人生の起承転結 ほか)
第4章 わたしが考える「送りの医療」(家の中に吹く温かい風・冷たい風;小便・前掛け・おまる;親を看取るのは人間だけ ほか)
第5章 これでよし!こういうもんや(生老病死、プラスアルファ;子どもに見せたい死;老いが来たら意識を切り換える ほか)