内容説明
かいじゅうだ!かいじゅうだ!ついに、みずうみにいるかいじゅうをはっけん。せかいじゅうがおどろく絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
329
絵も文も長新太。「やまのおくのみずうみにあらわれる」怪獣のお話。お話もそうだが、絵も共になんだか奇妙な世界だ。文では、「ポコポコ ポコポコ ポコポコ ポン」というおまじないのようなオノマトペがこの絵本の肝。絵もやはりそのシーンがハイライトなのだろう。絵のタッチは暗めの(夜の湖なので)ブルーを基調に、油絵具でべったりと塗られている。やっぱりなんだか、奇妙な絵本。子どもたちは怖がるだろうか、それとも喜ぶのだろうか。2023/09/19
masa@レビューお休み中
124
あぁ、もう読友さんのオススメにハズレはないですね!もう、なんでこんなお話を創ることができてしまうんだろう。毎回、長新太さんの絵本には脱帽しっぱなしですね。タイトルにあるように月夜のかいじゅうの物語です。山奥にある湖にかいじゅうがいると言われていて、ひとりの男が、かいじゅうを探しているのです。10年待って現れたかいじゅうはどんな姿をしていたのか!?読む前に、ちょっと想像してから絵本を開いてみるといいと思いますよ。必ず想像は裏切られますから。(笑)2015/12/02
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
98
静かですごい夜の絵本。怪獣を探して湖畔で10年も待ち続ける男。満月の夜、遂にその日がやってきた。やって……き……た……かもしれない……ような気がする。想像していたのとはちょっと違うけど、これはこれですごいすご過ぎる。男のロマンには果てはないようです。1990年9月初版。2015/10/20
おくちゃん🌹柳緑花紅
70
カメラマンは湖の怪獣を写真におさめようと待ち構えています。ある日怪獣が現れて、どんな怪獣だろう。湖の下に隠れている姿はどんなだろう?おや?その正体は。。大爆笑。これはおもしろい‼2016/10/01
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
62
想像してた内容と全然違ってて、衝撃的だった・・・!!!思わず笑ってしまうような展開・・・!おとこが湖の前でかいじゅうを待ち続けて10年。。。それだけの月日が経って、やっと現れたと思ったら・・・!!!水面から出た、見える部分だけで容姿を色々想像するのが楽しいが、まさか・・・!?そして、またおとこはかいじゅうを待ち続けるんだよね。いや~、一途。。。一種のライフワークですな☆2015/11/15