内容説明
ラブホテルとアダルトビデオ、恋愛至上主義の共犯関係が、日本のセクシュアリティを縛り付けている。私たちは、そこから自由になれるのか?「愛」という名の均質な空間が、行為の貧困化を加速する。
目次
第1章 イメージの王国(建築―過剰なパッケージデザイン;プレゼンテーション―特徴は「いらんことしい」 ほか)
第2章 イリーガルな場所(犯罪の舞台;ラブホテル建築反対運動 ほか)
第3章 貸間産業の変遷(出合茶屋―秘め事に貸し出された料理屋の別室;待合―玄人と遊ぶ場所 ほか)
第4章 ラブホテルの力(多目的利用の制限;ラブホテルとセクシュアリティ ほか)
著者等紹介
鈴木由加里[スズキユカリ]
1965年生まれ。法政大学大学院博士課程満期退学。法政大学文学部、東海大学文学部非常勤講師。専門はフランス哲学、ジェンダー論
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