内容説明
半世紀前、“東洋一”と謳われたナイトクラブが東京赤坂に誕生した。その名は、ニューラテンクォーター。ナット・キング・コール、ルイ・アームストロング、サミー・デービス,Jr.、パティ・ページ…スーパースターの数々が、この店に集うわずか300人の客たちに、夢の一夜を提供するため来日した。店をなお有名にしたのは、昭和のヒーロー、力道山が一命を落としたことだった。事件の目撃者はいないことになっていたが、実は著者の目の前で起こったという衝撃の告白。物語は、力道山を刺した男・村田勝志と著者との40数年ぶりの再会から始まる。石原裕次郎、美空ひばり、勝新太郎、高倉健…、オーナー自らが、今だから語れる豪華面々のエピソード満載で贈る、夜の昭和史。
目次
第1章 証言 力道山事件―「刺した男」と「目撃した男」の再会
第2章 国策クラブ、ラテンクォーター―闇を牛耳るGHQと児玉機関
第3章 アメリカの夜を赤坂に―ニューラテンクォーター誕生秘話
第4章 もっとアメリカ―来日したミュージシャンたちの舞台裏
第5章 夜の紳士録―皇族から大スター、やくざまで
第6章 燃える赤坂―ニュージャパン横井との闘いと売却の真相
終章 兄弟 勝新太郎に捧ぐ
著者等紹介
山本信太郎[ヤマモトシンタロウ]
1935年福岡県博多生まれ。福岡大学卒業後の1959年、東京赤坂に誕生したナイトクラブ、ニューラテンクォーターを開店、のちに社長に就任。89年の閉店後もさまざまな分野で活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜亭
左丘明
-
- 洋書
- SISSI