広済堂文庫
東京アンダーナイト

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  • サイズ 文庫判/ページ数 351p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784331654828
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0195

内容説明

半世紀前、“東洋一”と謳われたナイトクラブが東京赤坂に誕生した。その名は、ニューラテンクォーター。ナット・キング・コール、ルイ・アームストロング、サミー・デービス,Jr.、パティ・ページ…スーパースターの数々が、この店に集うわずか300人の客たちに、夢の一夜を提供するため来日した。店をなお有名にしたのは、昭和のヒーロー、力道山が一命を落としたことだった。事件の目撃者はいないことになっていたが、実は著者の目の前で起こったという衝撃の告白。物語は、力道山を刺した男・村田勝志と著者との40数年ぶりの再会から始まる。石原裕次郎、美空ひばり、勝新太郎、高倉健…、オーナー自らが、今だから語れる豪華面々のエピソード満載で贈る、夜の昭和史。

目次

第1章 証言 力道山事件―「刺した男」と「目撃した男」の再会
第2章 国策クラブ、ラテンクォーター―闇を牛耳るGHQと児玉機関
第3章 アメリカの夜を赤坂に―ニューラテンクォーター誕生秘話
第4章 もっとアメリカ―来日したミュージシャンたちの舞台裏
第5章 夜の紳士録―皇族から大スター、やくざまで
第6章 燃える赤坂―ニュージャパン横井との闘いと売却の真相
終章 兄弟 勝新太郎に捧ぐ

著者等紹介

山本信太郎[ヤマモトシンタロウ]
1935年福岡県博多生まれ。福岡大学卒業後の1959年、東京赤坂に誕生したナイトクラブ、ニューラテンクォーターを開店、のちに社長に就任。89年の閉店後もさまざまな分野で活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

十六夜亭

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昭和の時代に隆盛を誇った赤坂のナイトクラブ「ニューラテンクォーター」の元社長が書いた戦後の裏昭和史。右翼の大物から暴力団の組長、芸能人、スポーツ選手から政治家、皇族までが訪れていた大人の社交場だった姿がありのままに描かれている。いまなら、大問題になりそうな暴力団との関係などもや、有名人との親交も淡々と描かれている。店の成り立ちや力道山が刺された事件の現場だったこと、キョウドー東京が開店当初から外国人ミュージシャンを招聘していたこと、ホテルニュージャパンの横井英樹、そして勝新太郎との関係など興味深く読めた。2013/08/03

左丘明

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かつて東京赤坂にニューラテンクォーターという伝説のナイトクラブがあった。力道山がこの店で刺されたことでも有名だが、スポーツ選手、芸能人から皇族、政治家、財界人、裏社会の面々まで「夜の昭和史」を彩るVIP達が夜ごと饗宴を繰り広げていた。ショーに登場するゲストも大物ばかり。ナットキング・コール、ルイ・アームストロング、ベニー・グッドマン…。本書は、そのオーナー社長が沈黙を破って初めて語るインサイドストーリーだから面白くないはずがない。力道山刺殺の真相、勝新太郎・石原裕次郎との交流などなど、秘話満載の記録。2018/05/29

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