内容説明
この本には、四十の恐怖体験が収録してあります。それぞれ、冬ならではのものですが、けっして、氷や雪などに関係したものばかりではありません。冬の何気ない生活の中にも大きな恐怖が潜んでいるのです。そう、こうやって読書をしているあなたの背後からも、恐ろしい何かが忍び寄ってきているかもしれないのです。
目次
霜月（湖の底から；幽霊芸者；忘年会の落とし物 ほか）
師走（形見の携帯電話；呪文を言う子供；満員電車の手 ほか）
睦月（凶運の初詣；冬の不倫旅行；恋が淵の伝説 ほか）
如月（成人式の乱入者；トンネルの中で；河童のスケートリンク ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人００９
140
１１月～２月の真冬に起きた４０の恐怖体験集です。本書のエピソードはあまりにも芝居がかっていて私にはとても実話とは思えませんがこれまでの生き方に反省を促がす材料をもらえていい意味での人生勉強になりましたね。欲を言えば不気味なイラストが各話に添えられていればもっと良かったですね。高一女子が朝の耐寒訓練をサボった為に母親が重病になり危篤ギリギリで娘が反省し学校に登校して頑張り母が回復する話。初詣で大凶を引いてしまった男子が別の神社で引き直しに行こうとする途中で不良学生にからまれ暴行を受け植物人間になる悲惨な話。2020/03/09
