広済堂文庫<br> 恐怖夜話 おばけの本

広済堂文庫
恐怖夜話 おばけの本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 249p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784331651056
  • NDC分類 147
  • Cコード C0195

内容説明

おばけは生きている。あなたの背後で息してる。おばけはもともと人間だった。だから、おばけは怖くない!!いまの地球のドライさと、人間同様おばけもきっと、うんざりしてる。おばけへのあふれる愛情と興味から、おばけを守ろう、おばけと友達になろうと立上った著者が、おばけのすべてを教えます。本当にあった恐ろしい話もいっぱい収録。

目次

死後の世界の住人たち
おばけに出合う法
心霊の神秘を知る
おばけの博物館
怪談話のいろいろ
夢の引き起こす奇跡
沖縄に拾った怖い話など
おばけとも友だちになれる
知って得するおばけ百科

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キー

13
フランス文学の翻訳、伝記、エッセイから超常現象と、多数の著書がある平野威馬雄氏の1974年の著書を文庫化。 「お化けを守る会」というお化けについてお話する会を主催していただけのことはあり、心霊研究、妖怪学、幽霊学、という堅苦しくなりそうな内容を、読みやすいエッセイとして書いています。 平野氏は1900年生まれなので、この作品発表時は74才、自身の体験談を交えながら書かれたお化けについての知識を読むのは、おじいちゃんの昔話を聞くような感じ。怖い話もあったような気もしますが、全体通して楽しい読み物でした。2019/10/21

澤水月

8
74歳(S49)刊、H3文庫化。後半生かけ研究したおばけの自由闊達際まる連想が面白い。挿絵が全て水木しげる!ほぼ描き下ろし?拾い物。直接の知人が早世した思い人と夜な夜な房事という実話を紹介してるのに巻末の豆知識欄で「おばけと性行為した話は聞いた事ない」とかw TVカメラの前で外国人霊媒が韓国の言葉で三河島事故死者の身元を言い当て警察通報その通り!て大事に立ち合いつつ「また演じ直してもらって放送した」とか今なら大問題なことも…いや大らかでイイ。世界中の話を蒐集しており、さすがプラワン席亭・悠氏のおじさんやな2014/04/18

rkondo_001

4
平野さんは120年前、1900年の生まれ。自分にとってもはや歴史上の出来事であるその頃の経験談が今とほぼ変わらぬ平易な口調で綴られているのを見ますと、若干の生々しさを伴った歴史の連続性を感じられて不思議な気分になります。古い本ですから書かれている情報もかなり古いものばかりなのですが、今の考え方と一致する部分 異なる部分、その違いを認識するのがまた楽しいです。(今じゃ、大体怪異相手に話し掛けるのなんてタブー扱いですもんね)「しかたなかったのですよ」の話が、沁みてくる様な寂しさと辛さを感じられて大変好みです。2020/08/23

タペ

1
時代を感じる 水木しげるさんの挿絵もとてもよい2020/10/12

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