内容説明
天下に号令し歴史を動かした戦国武将たちの遺書―その内容はきわめて人間臭いものである。彼らは、自分の死と直面するにあたり、何を思い、何を考えたのだろうか。本書は、信玄、謙信、秀吉、光秀など一時代を画した武将たちの遺言、遺訓を綿密に検討し、彼らの生身の姿に迫るものである。
目次
北条氏綱の遺訓
毛利元就の遺訓
武田信玄の遺言
上杉謙信の絶筆
吉川経家の遺書
武田勝頼夫人の辞世
明智光秀の絶筆
柴田勝家の辞世
森長可の遺書
竜造寺隆信の遺書
建部賢文の遺訓
丹羽長秀の遺書
金子元宅の遺書
山上宗二の遺書
北条氏政の辞世
千利休の遺書と辞世
加藤光泰の遺書
蒲生氏郷の辞世
豊臣秀次の最期と妻妾の辞世
豊臣秀吉の遺書と辞世
前田利家の遺訓
石河一宗の遺書
池田恒利夫人の遺書
島井宗室の遺訓
山口重克の遺言
黒田長政の遺害
藤堂高虎の遺訓